日出づる国、異世界に転移す    作者:ワイアード 

 

・この世界には大きく分けて8つの種族が存在している。

◇人族
・この世界で最も多い種族。肌の色と文化はそれぞれ違うが文字や言語は基本統一されている。(独自の言語を使う少数民族もいる)

・高度文明圏国家というものが存在し、その数は20ヶ国。(因みにこの世界の総国家数は57ヶ国)
ドム大陸内の国は圏外である。

・その高度文明圏国家の中でも高い文明力を持っている国が5カ国存在する。その国々を5大列強国と呼ぶ。

・5大列強国は『ハルディーク皇国』、『サヘナンティス帝国』、『レイス王国』、『ヴァルキア大帝国』、『バーク共和国』。また、5大列強国に関する情報は殆ど入ってこない為、どの程度の文明力なのか未知である。

・ドム大陸では現在、アムディス王国が覇を唱えている為、近隣諸国に対し侵略行為をしている。

◇エルフ族
・エルフ族は魔力に長けた種族。寿命1500年。各地の深い森の中に住んでいるが彼らの国は北西にある『アルフヘイム神聖国』。

・エルフ族には純血種のハイエルフとダークエルフでこの2種族は犬猿の仲である。理由は『価値観の違い』とのこと。

・混血種はハーフエルフと呼ばれ、人間との間に産まれたエルフ族である。エルフ族の中では一番人族と共存しているが、魔力は純血種よりも低い。

・エルフ族は皆綺麗な容姿をしている為奴隷市場では高値(特は女性)で取引される。

◇ドワーフ族
・採掘や加工、建築に長けた種族。身長は低いが力が強い、寿命は人族と同じくらい。彼らの国は北の地にある『ドルキン王国』。

・非常に頑固で欲深いため、他種族からの印象はあまり良いものではないが、人情に厚いところもある。

・世に出回っている宝石類や精巧な品々の殆どはドワーフ族が加工し作った物であるが、人族もドワーフ族と同等の物を作る事が出来る様になっている為彼らの仕事は年々減り続けている。

◇魔人族
・今は全くと言っていいほど彼らと出会った者はいない。また、魔人族は他種族から一番嫌われている。原因は悪魔的かつ凶暴的な容姿である。彼らの国『ガルヴァス王国』は太古の昔に災害に呑まれ滅んだ。

・オーガ族、オーク族、ゴブリン族、角人族がいる。

・オーガ族は魔人族の上位種で大きさは人間の3倍程。鋭い牙と目が特徴。

・オーク族は人間の1.5倍の大きさで筋骨隆々な体格、下顎から生える牙が特徴。

・ゴブリン族は魔人族の中で最弱種、身体能力は人間の子供と同じくらいで知能も低い。

・角人族は人族に角が生えた種族で、高い身体能力と魔力を秘めているが、繁殖能力はかなり低いため数も少ない。

・王国が滅んだ後、魔人族は500年前に地図にものらない遠い遠い西の地へと移り住んだらしい。

◇水人族
・魚人族と人魚族に分けられる。主に水中に生息し、海底国家『バルフォール海底国』を故郷としている。

・魚人族は水陸両用だが長時間水から離れると身体能力は半分以下にまで下がる。人魚族は陸地に上がると尾ひれが二つに割れ二足歩行になるが、24時間以内に水の中に戻らないと死んでしまう。

・主に真珠や魚介類などを売って生計を立てている。

◇龍人族
・龍人族はプライドが高く、他種族を見下す者が殆ど。東の地に『ドラグノフ帝国』という彼らの国がある。

・銀色の鱗の龍人族は出自に問わず王族貴族になれる。

・雷龍以外の龍となら会話は可能。炎龍とも可能だが十中八九上手くいかない。

・戦闘能力は高いが別に火を吹けるわけではない。

◇ドリアード族
・要は妖精でエルフ族に近い魔力を持っている。主に自然力を利用した魔法を使う。

・基本は友好的であるが気まぐれで約束事はすぐに破る。

・彼らの国『リリスティーグ国』と国交を結ぶ際、なにかしらの決まり事を付けるのであれば『血の契約』か『魔法締結』を進める。そうすれば気分屋の彼らも約束を守るしかない。

◇獣人族
・亜人族の中で一番人間と共存している種族でその種類は数百種と呼ばれている。

・彼らの国『ヴェルディル王国』は東の地にある。

・人間との混血種が非常に多く、純血種の獣人族は『ヴェルディル王国』の中であってもその数は少ない。獣人族の血を濃く受け継いでいれば、より獣に近い姿になり、人間の血を濃く受け継げば一部分(耳、鼻、尻尾など)以外は人間と同じ姿になる。因みにザハナスは狼の獣人族である。

・人間と最も共存していると言っても、迫害や差別は多く、普通に接し扱ってくれる国はこのドム大陸ではクドゥム藩王国とロイメル王国のみである。
 

 

 

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