台風19号は12日(日)正午現在、奄美地方・沖縄地方が暴風域に入っています沖縄では29時間暴風が続いています暴風がゴーっと吹き荒れて窓が大きく音を立てて揺れています雨は落ち着きましたが外出は困難な状況が続いています沖縄地方は12日(日)夜にかけて暴風に警戒が必要です明治41(1908)年3月下旬に東京・大久保で起きた強姦致死事件「出歯亀(でばかめ)」の由来となった容疑者、池田亀太郎が、4月4日、警視庁新宿署で、いよいよ核心となる手口について供述を始めた
■死んだと知らず
3月22日夜、亀太郎に見られているとはしらないエン子は、着衣を終えると、森山湯の格子戸を開けて表に現れた亀太郎は十数メートル追いかけると、いきなりエン子に抱きつき、右手で首を押さえ左手を腰に当て、そのままずるずると引きずって近くの空き地に連れ込み、青桐の根元へと押し倒したするとエン子がアッと懸命の声で叫び出したので、ぬれ手拭いを奪って口に押し込み、行為に及んだことが終わると、一目散に家に帰ったため、エン子の死を知ったのは、事件が報道されてそれが伝わった25日だったという
日付が変わった4月5日の午前1時から検察官による取り調べを行い、午前11時10分には東京地裁に護送し予審を開始した
■酒浸りの日々
亀太郎被告は、4年前に転居してきたが、とにかく怠けがちで、夫婦げんかが多かったという噂だ家主によると、前年の暮れからたびたび部屋を明け渡すように求めていたが、泣き言を言うばかりで出て行かず、おまけに、わずか1円たりとも払うことなかったまた夫婦仲が悪くなったため、昨年の秋頃からはほとんど家に泊まることもなかったといって、遊郭に出かけたり、ばくちで儲けたという噂もないただ、酒を飲み、泥酔の狂態を演じては近所に迷惑をかけるため、いよいよ皆で追い出そうかと相談していた最中だったという
■植木にも精を出す男
当時の朝日新聞に、亀太郎被告が親しく出入りしていた西大久保の植木屋親分の談話が載っているそれによると「亀は一時子分だったが今では縁を切っていて、最近は全く使ったこともないもっとも、以前から、そんなにこちらに出入りすることもありませんでした奴は前歯が出ていることから仲間からは出歯亀とあだ名を付けられていました元植木職人ですが、一時、東大久保のとび職もやっていた性質はとびに似合わずおとなしい方で、植木にも精を出し、職人として決して悪い腕ではない幸田さんの奥さんを殺したのは奴だというが、実に驚いてしまいました人は見かけによらぬものとは全くこのことでしょうよ」
おとなしい男が酒の勢いで風呂帰りの妊婦を暴行したところ、窒息死してしまったという筋書きで話が落ち着くはずだったところが、公判で亀太郎被告は、思いがけない行動に出る
■「全て何事も知らない」
「出歯亀」として天下に名をとどろかせた池田亀太郎被告の公判は6月13日午前9時、東京地方裁判所で開廷した五月雨の降るうっとうしい空模様にもかかわらず、朝から男女の大学生らが法廷にかけつけた亀太郎被告は10時半に入廷茶色い袷を着て、頭は五分刈り時事新報によると、「なるほど出歯亀の名に背かず出歯著しい」様子だったそうだ
人定質問の後、検事の論告が始まった風呂屋で入浴後に着衣する幸田エン子の姿を板塀の節穴よりのぞき、その後、風呂屋を出たエン子の首を押さえて空き地に連れ込み、手拭いを口に押し込んで乱暴し、死に到らした経緯を説明
裁判長の声が響いた「ただいま検事の陳述にかかる公訴事実を認めるか」
これに対し、亀太郎被告は意外な態度に出る「さらに(全く)存じませんそれは刑事さんの圧制で、自白しなければひどい目に遭わせるぞというので、心にもないことを申したが、公判廷で十分に弁ずるつもりでした知らないことは全く知らないのです」
裁判長が、下調べで認めているじゃないか、嘘をいうと不利益だぞ、などと何度も認めさせるように仕向けたが、首を縦に振らない
裁判長の口調がやや強いので、弁護人は「裁判長」と呼んで立ち上がった「自分も意外だ担当になってからは証憑集めをしてきたが、矛盾が多かった被告が犯行を否認しはじめたのは6月3日の面会からだこの日、不明な点を追及していると答えることができなくなり、そばにいた看守も事実を話すように勧めたが、しばらく涙を流していたそしてようやく話し始めたことを聞けば、彼の無罪も全くありえないことではないと思えたどうかよく聞いてあげて慎重に審査してください」
この後、女湯をのぞいたかについても「ありません」と答え、当日のアリバイについて語り始めた
その後、裁判長は、この件は世の中へ悪い影響を与えるとして、傍聴禁止を宣言した噂のレベルだが、亀太郎被告は警視庁で、何度となく細い縄のようなもので殴られたり、握り拳で体中を小突かれたり、平手でぶたれたりしたと申し立てたとされているまた、被害者の夫、幸田恭(きょう)と、被害者の遺体を発見した巡査の2人を喚問することに決めて、午後1時に閉廷した
■否認は実らず
8月10日、いよいよ東京地裁で強姦致死事件の判決公判が開かれたこの日も裁判所は、興味津々のやじ馬が朝から詰めかけ、法廷外にもどんな判決が出るか、亀太郎被告はどんな容貌なのか、と100人以上がひしめいた
午前11時、裁判長は判決を言い渡した
「主文 被告人亀太郎を無期徒刑に処す」
判決理由として、予審での証言などが採用された公判では一貫して犯行を否認したものの、当日は仕事からの帰宅時刻がいつもより遅かったという証言などもあって、犯人とする見方を覆すことはできなかった
はじめは亀太郎の顔には時折笑みのようなものもあったが、判決を聞くやいなや急に顔を真っ赤にして、傍聴席にいる警視庁の刑事をすごい目をしてにらみつけたやがて、看守から手錠をはめられ、法廷の拘留所へと連れられていった
二審でも同様の判決となり、さらに上告したものの42年6月29日に上告が棄却され、亀太郎被告の刑は確定、監獄に入ることとなった雨は落ち着きましたが外出は困難な状況が続いていますiPhone4sケース激安雨は落ち着きましたが外出は困難な状況が続いていますシャネルiPhone 6 Plusケース雨は落ち着きましたが外出は困難な状況が続いていますシリコンケース
