こんにちわ。今回は予備校のコースについて一年浪人して感じた話をします。



 まず、〇〇コース、ここでは仮に一橋大コースにしてみましょう。一橋コースに入った人が全員一橋を受けるか、と言ったら違います。実際私のクラスは、70人ぐらいいて、50人が二次試験を受けるといった感じでした。他の20人は?と言いますとセンターを失敗して、首都大や千葉、横浜国立大に志望を変えたり、致命的なほどセンターを失敗した人は、1月時点で国立は諦めて私大にシフトした人もいました。
 
もしあなたが現役生なのであれば、仮にセンター失敗したとしたら私は特攻もありだと思います。特に足切りに引っかからないなら受けるべきだと思うし、難関大になるほどセンターの比重は軽く、10%点差があっても数学の大問1個の差程度しかありません。本当に行きたい学校ならば受けるべきです。

 ですが浪人の人はそんな悠長なこと言ってらんないです。なりふり構ってる暇ありません。ここでは現実を見た方がいいです。いかに成功する確率を上げるか、という面で見た方がいいと思います。でもさっきも言いましたが8割超えたらセンターはクリアです。低く感じてもそんなん無視しましょう。8割以下の人は出願校を変えることも視野に入れましょう。

 予備校のコースの話に戻ります。〇〇コースにいて、一橋大コースにいて、まれに東大とかレベルを上げて受ける人もいます。つまり、予備校のコースはあまり関係ないですかね。



 一年間河合塾で一橋大コースに入ってましたが、基本どのコースにいても、やることは同じです。夏期や冬季講習に一橋大世界史や英語などの傾向別の授業、また後期(9月からの完成シリーズ)では一橋大英語、一橋大数学といった授業があるだけで、他は普通の授業です。


 だらだら言っても仕方ないので簡潔に言うと、どの大学を受けようが、基本勉強する根本80%ぐらいは変わりません。確かに傾向というものはあります。しっかり準備しておく(過去問見て、どんな傾向、例えば英作文では、絵が出るとか)は必要です。しかし最近は大学側も意図的に傾向破壊してますし、どちらかというと基本的な勉強(浪人の人は個人で無茶苦茶にやるより予備校のカリキュラムによっておけばなんとかなる)をして、どんな問題にも対応できるようにしましょう。


 東大英語も、一橋大英語も、京都大英語も形式が違うだけで英語は英語です。東大世界史も京大世界史も一橋大世界史も、それぞれの大学の好きな範囲も、出題傾向も違いますが、所詮は教科書にかいてあるレベルの回答しか受験生はできません。
つまり根本は一緒なんです。考えれば当たり前なんですけども。


ですから、〇〇コースとかは、ただ同じ志望の人が集まってるクラス程度のものですね。


 でも国立志望の人は注意点があります。
それは科目数のことです。東大は文系5教科、京大一橋は文系4教科、旧帝大なら3教科ですね。特に最初から東大京大一橋の志望の人は、センター失敗して志望校下げるのもいいのですが、最初から旧帝大志望の人はセンター良くても二次試験対策をもう1教科してないと一橋で勝負できない可能性などがありますね。また逆もしかりです。私は大阪大の外国語学部も考えていたのですけど、阪大の外語と文学部は世界史でも受けれます。基本旧帝大の文学部は地歴が使え、その他の学部は英数国ですかね。でも外国語学部に行くなら、センターで数2Bと第二地歴公民やらずに済み2次試験英語と歴史2科目の東京外大の方がコスパはいいです。

志望校は、ここに行きたい!ってのがある人はいいんですけど、ない人は最初に第一志望国公立として東大京大一橋旧帝大のどれを受けるか(もしくは受けないか)選んで、第二志望は、家からの距離や科目数などで現実的に考えるのが無難です。



 最後に、予備校の〇〇大コースってのはあくまでもレギュラーの授業であって、大体の予備校は12月中旬ぐらいでカリキュラムが終わります。
そのあとはひたすら自分で過去問や、傾向分析、それに沿った復習、弱点補修をやるのです。予備校に入るといっても、最後は自分で過去問を解くのです。過去問を解くまでの基礎力をつけるのが予備校、基礎力をつけたあとは自分で実践力をつけるといった感じでしょうか。のちにも書こうと思いますが、この予備校の授業が終わった後の1月、2月の使い方が受かる人、受からない人を分けるのではないかと思いました。A判定で落ちる人はせっかく予備校のカリキュラムに則り、11.12月の冠模試で良い成績を収めたのに、最後の二ヶ月の勉強に失敗した人だと勝手に思いました。あとはただ運が悪かった人ももちろんいますが。


とにかく、〇〇大クラスに入ったからって〇〇大以外全く受けれない、〇〇大の問題以外全く解けない人間に成るわけじゃないです。予備校のチューターの言葉を借りると、どのコースでもどの大学でも受けれるだけの教科の基礎力がつく、ってことです。

ですから、とりあえず最初、9月まで、もしくは前期は予備校の授業に死ぬ気でついていきましょう。現役生の人は学校の授業でも同じです。夏休みあたりに過去問を少し見たり、具体的な志望、第一から最悪の場合までを考えたケースも考えるといいでしょう。

僕が言えるのは、国立の難関大に行くためには、数学を捨てないことをお勧めします。国語英語社会は、私立でも使うし何も言わずにもやります。数学を捨てなければ未来はかなり広がります。9月ごろまでやってみてどうしてもダメなら、数学は捨ててもいいんじゃないですか?とりあえず、4月5月の最初の方は意識が高いはずですから講義が始まったら勝負ですね。


いろいろ話を広げ、読みにくく、内容も薄いですが、コメントをいただき、抽象的かつ適当ですが思うことを書かせていただいた所存です。


浪人の生活を体験した身である私になにか聞きたいことがある人は、ぜひコメント待ってます。最近ブログネタで何を書けばいいか困ってるので。


では、受験生の皆さんは夜更かしせずに、勉強頑張ってください。応援してます。