おはようございます。
今朝のばえないお弁当です。
これと明太子おにぎり🍙です。
ちょっと前から母が体調を崩してしまい、この前実家に行ってきました。
母は以前うつ病になりました。
その時は、病院に数週間入院し、段々とよくなり退院しました。
それからずっと調子は良かったんですけど…
最近になってまたちょっと落ち込み気味になってしまい…
(この前まで元気だったのに)
私が会いに行った時、母は畳の部屋でリクライニング出来る座椅子を倒して毛布をかけて横になっていたので、父と私が畳の部屋に行って母と3人で話しました。(母は寝ていたわけではなく横になっていただけでした。)
3人で話していたら、違う部屋に居たみぃちゃんがこちらにやってきて母の近くに座り、しばらく動かなかったんです。
すぐ横に母がいます。🔺🔺
時折母を見つめたり、母の毛布を舐めるみぃちゃん。
みぃちゃんも体調を崩した母のことを察知して心配しているかのようでちょっとウルッとしました😢
母の側を離れないみぃちゃん。
みぃちゃんありがとう✨😌
母が元気になるのはちょっと時間がかかりそうなので、様子を見にまた実家に帰りたいと思います。
猫ちゃんやわんちゃんには不思議な力があると私は思います。
それを強く思ったのは以前NHKでやってた番組を見たからでした。
その番組で見たもの、それは「老人ホームの入居者様の看取りをする、看取り犬の文福くん」でした。
文福くんです🔻🔻
(画像は全てネット引用。)
文福くんは、保健所で殺処分寸前に引き取られた元保護犬で現在、神奈川県の特別養護老人ホーム「さくらの里山科」で暮らしています。
ここは猫ちゃんやわんちゃんと一緒に暮らせる老人ホームなんです。
(猫ちゃんのユニット〔区画〕とわんちゃんのユニット〔区画〕に分かれています。)🔻🔻
飼い主さんが連れてきた飼い犬、飼い猫もいれば、保護犬、保護猫もいます。
文福くんは“入居者の方の逝去が近いことを察知するとその方に寄り添って最期を看取る”という活動をしています。
文福くんのこの看取り活動は、通常三つの段階を踏みます。
まず入居者が逝去される1~2日前に、その方の居室の扉の前に座ってうなだれます。
ワンちゃんたちはユニット〔区画〕の中で自由に暮らしていて、どの入居者さんの部屋にも自由に出入りしています。
なので、文福くんは、普段はその方の部屋に好き勝手に入って行きますし、ベッドに上がることもよくあります。
だけど看取り活動の第一段階の時は、部屋に入ろうとしません。
第二段階になると、部屋に入り、ベッドの脇に座って、入居者さんのことを見つめます。
そしてベッドに上がって寄り添うのが第三段階、すなわち最期の時です。
入居者さんの最期の時に寄り添って看取るのです。
お別れが近づくとベッドに上がり、その方の体に何度も文福くん自身の体をこすりつけるなどして、不思議な行動をします。
そして慈しむようにその方の顔をペロペロと舐めるのです。
文福くんに舐められると、意識のあるなしに関わらず、入居者の方たちが微笑みを浮かべるのだそうです。
入居者さんと触れ合う文福くん。🔺🔺
入居者さんをベッドで看取る文福くん。🔺🔺
これから書くのは、文福くんが看取った、90歳代の女性、古屋明子さん(仮名)のお話です。
逝去される数時間前、文福くんはそっと古屋さんの部屋に入っていきました。
その様子がいつものような自由気ままな感じとは何となく雰囲気が違っていたので、居合わせた職員さんはハッとしたそうです。
古屋さんの部屋では、娘さんが付き添っていました。
古屋さんは、犬が大好きな方でした。
長年、犬を飼われてきたのですが、ご自身が高齢になった時、これ以上犬を飼ったら、自分に何かあった時に犬を不幸にしてしまうと考え、飼うことを諦めたそうです。
ですが、古屋さんはもう一度、犬と一緒に暮らしたいと思い、「さくらの里山科」のわんちゃんのユニットを希望されたのです。
だから文福くんたちを大変可愛がったそうです。
古屋さん同様に、娘さんも犬が大好きでした。
コロナ前は頻繁に面会に来ていて、そのたびに文福くんたちをたっぷり可愛がりました。
だから文福くんも娘さんのことが大好きです。
古屋さんが逝去される日も娘さんに大喜びで甘えていましたが、それは少しの間のことでした。
文福くんは娘さんから離れると、ベッドに上がり、古屋さんの耳元をそっと舐めたそうです。
意識がない古屋さんの表情が、かすかに緩んだように職員には見えました。
そして文福くんの慈しむようなまなざしを見て、職員は文福くんが古屋さんの逝去を察知していると確信しました。
文福くんのことをよく知っている娘さんも、「もしかしたら…」と覚悟を決められたそうです。
その数時間後、古屋さんは旅立ちました。
とても穏やかなお顔で。
文福くんは入居者さんの中では古屋さんのことがひときわ好きだったようです。
逝去された古屋さんのご遺体をホームに移動して、職員が焼香している間、文福くんはいつまでも古屋さんのお顔を舐めました。
こんなことは初めてだったそうです。
せっかく職員が施したお化粧がとれてしまうとみなが心配してしまうほどでしたが、娘さんは泣き笑いして喜んでくださったそうです。
わんちゃんとの暮らしは生前の古屋さんにとてもいい影響を与えていました。
娘さんが面会に来て、部屋で数時間を過ごし、帰ろうとした時のことです。
部屋の扉の前でにこやかに娘さんを送り出した古屋さんがユニットの玄関まで娘さんを追いかけてきて、「私を捨てていくの?!」と泣き叫んだのです。
認知症の方がいきなりひょう変してしまうことは認知症症状の一つ。
どうしようと、おろおろする娘さんの所に、職員よりも早く駆け付けたのが文福くんです。
文福くんが「ワフッ」と抱きつくと、古屋さんは途端に満面の笑みを浮かべました。
そのままにこやかに娘さんを送り出しました。
文福くんの存在が古屋さんの認知症を改善し、何よりも笑顔を引き出していたのです。
文福くんと過ごしたかけがえのない日々は古屋さんにとってきっと、忘れられない素敵な想い出になったんだろうなぁ~
娘さんや文福くんに看取られて旅立った古屋さんは幸せだったに違いないと思いました。
“「文福は保健所にいた時、悲しい現実をたくさん見てきたと思います。
収容犬の悲痛な声を聞きながらひとりで死の淵に立ち、人に捨てられ孤独のままに死を迎える辛さを目の当たりにした体験が、文福の看取り活動の原点ではないでしょうか。
入居者を決してひとりでは旅立たせないように寄り添っているのかもしれません。」”
と施設長の若山三千彦さんは言います。
施設長の若山さんと文福くん🔺🔺
施設の職員さんたちもまた同じで、「文福がその方の最期に寄り添いたいという意思を持っているように見える」のだそうです。
文福くんをはじめ、「さくらの里山科」で暮らすわんちゃん、猫ちゃんみんなをワシャワシャ、撫で撫でしてあげたいです😢
みんなホントにすごい
あなたたちの存在がどれだけ入居者さんたちの生きがいになっていることか
(*´꒳`*)
難しいことなのかもしれませんが、「さくらの里山科」のように入居者さんが、わんちゃん、猫ちゃんと共に穏やかな日々を過ごし、笑顔で幸せに暮らせる老人ホームがたくさん出来たら良いのに…と願ってやみません。
「さくらの里山科」では不思議なことに、わんちゃん同士や猫ちゃん同士も喧嘩をせず、穏やかに暮らしているそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨😌