というタイトルをつけてみましたが、
蓋を開けてみたらちょっと暗い話。
タチが悪くてごめんなさい。(笑)

でもやっぱり、タバコの箱に印刷されている警告のように、
「一応」は書いておきたいですね。
「暗い話がちょっと」という方、ご遠慮なくパスしてくださいね。

1歳3ヶ月の甥は、気に入った全てのものにキスします。
その相手は、普通に人や、好きな人の写真、
鏡に映った自分(小さなナルシスト)から、
プラモデルのトラックの絵などまで幅広いです。
車の絵と、人間に対して似たような行動をするのって、
私にはちょっと不思議なことです。

で、父の話になってしまいます。
こんなに赤裸々に書くことに少し戸惑いもありますが…

父の認知症(たぶん血管性の)からの被害妄想が非常に深刻で、
家族全員は全くお手上げです。
ことばを用いると99%敵意を引き起こしてしまいます。

認知症は場合によって、患者を正反対の性格にするのって、
どうやら本当らしいです。
どの角度から見ても礼儀正しい父なのに、
いまは非常に怒りっぽくて、
言葉遣いも全然別人になってしまっています。

まだ混乱していた時期に、
「この親不孝め!」と罵ったかと思うと、
またすぐに「お父さんは君たちに一生申し訳ない。」と
謝ったりしました。
自分の症状を分かっていて、
それがうつ病に繋がる老人もいるという文章を読んだだけに、
父がいちばん辛いんじゃないかと悲しくて。。。

病気だから、「親不孝」と怒鳴られてもこちらは平気ですが、
「なんて親不孝な娘を持っている!」と
激怒している父が気の毒で仕方ありません。

それから、父がすやすやと寝ているとほっとする自分が、
罪悪感まではいかなくても本当に淋しいです。

ここ何日はさらに深刻になり、
仕方なくなって、言葉をあきらめて、
ボディランゲージに切り替えてみたら、
そちらのほうが良さそうだということが分かりました。
胸や顔を撫でたりしても、そんなに怒りません。
甥からヒントを得て、
頬にキスをしてみたら、「謝謝」と言ってくれました。

夕べもまた大混戦でしたが、
合計4回頬にキスすると、
ちゃんと4回分「謝謝」と言われました。。。
表情は険しいままでしたが。

通じるかわからない思いが、
通じたように思えると感動ですね。

「好きだからキスするんだよ。」
父には、「家族に嫌われている」と思ってほしくありません。
実際、愛されていますから。

それでも魔法のキスなんて存在しないと思っている自分に苦笑い。