2005年5月25日、
3つの甥の友友が溺水事故に遭い、
植物人間に近い状態に陥りました。
その年の七夕が近付いても、
私はまだまだショックから立ち直れないでいました。
まるで、周りの世界とは薄い膜に隔てられたまま、
コンビニに入るときの、
「いらっしゃいませ!」
という元気の良い挨拶にさえ、
いつもいつもはっとしてしまいます。
「あ、いい風、気持ちいいなぁ。」
「木々の緑が生き生きしててきれいだなぁ。」
と思うと、涙が溢れてきます。
そんな中、
親友にカラフルな短冊を渡され、
私は、迷わずにそう書きました。

「世界中のみんなが、
ちゃんと自分の幸せに気付きますように。」

あれから2年。
友友の脳性麻痺は続いています。
家族も波がありながら、
みんなそれぞれ、
何とか新しい生き方を見付けています。
5歳になった友友は、大きくなって、
話しかけると
見えていないでしょうが、
目を向けてくれるようになってきています。
事故当時は死ぬんだろうと
みんなが思っていたのを思い出すと、
ここまでよく頑張ってくれたもんだと、
その健気さに感心します。

いまでも思います。
幸せは、見付けるものでも
与えてもらうものでもなく、
気付くものだと。