古いスライド写真を眺めて | 山と暮らしの備忘録

山と暮らしの備忘録

変な人が書いている軽登山を中心にしたかなり気楽なブログです。
山以外のことも時々織り交ぜて書こうと思っています。


こんにちわ。


先日、iPadを無謀にも購入致しました。
ちなみに待ち受け画面…いや、壁紙は
子供達が庭の石タイルにチョークで
落書きした思い出の写真。



画面も大きいので
老眼のバヤシにぴったり
写真がとても迫力が違う


購入した目的の大半は
以前から撮りためた写真をこれで
見ること。

デジカメや携帯で撮った写真が
ほぼこのiPadに収まりきりました。


何しろ写真データは携帯に
パソコンに、あっちこっちに。
データを移しきるのに
週末を使って1ヶ月かかりました。


データを探しているうちに
以前、年末に実家に帰省した際に
撮った写真が出てきました。
その際もブログに書いてはいるのですが
再掲載。
自分の祖父により撮影されたスライド写真です。



写真を撮る量が膨大なのは血筋なのか。
スライドフィルムの量がハンパない。

スライドの機械のコンセントを
差して、障子紙をスクリーンに見立てて
スライドショー開催です。



このスライドの映写機自体も
年代物ですが老体にムチ打って
無事に動いてくれました。


スライドをレンズに挟み込むと…
……これはどこだろう?
スライドフィルムの入った
紙袋には「28.9.5-7 上高地行」とある。
昭和28年の秋の山行なのだろうと。


この山型は恐らく槍ヶ岳。
方角的には
大天井岳あたりから撮ったものでは
ないかと思われ。


スライドフィルムの量は膨大。
景色ばかりではなく
祖父の写真も出てきました。
夜叉神峠と書かれた
プレートが写っています。
背後の峰々には雪が覆っています。
残雪期なのかな。

撮られた時期は
上高地のものと
大差ない頃だと思われ。

昭和28年と言えば
戦争が終わってまだ
たった8年。
年齢的にもよく戦火を
生き延びたものだと思われます。
(母方の祖父はマリアナ諸島で
戦死し、母でさえ記憶が残っていません)



スライドの量は膨大。
にも関わらず一枚一枚映写機に挟み込まないと
どんな写真か分からないもどかしさ。

おや、今度の写真も槍ヶ岳かな。
今度のは北アルプスの残雪期のようですね。
それとも晩秋のものか。




祖父は昭和が平成になる頃に亡くなった。
腎臓癌だった。
肝臓やら、あちこちに転移して
黄疸が出て顔が黄色くなっていた。

髭剃りはBRAUN。
カメラが好きで機械が好きで園芸が好き。
近所の相談役を買ってでるような
世話好きのお爺さんだった。




現代では「スライド」はないけど

こんなキカイで
お爺さんが撮った写真を見ているよ。
実際に見た景色はどんなだったろう。。

松電で島々に降りたって
バスで延々、上高地へ。
木炭バスなのかな?
もう死んじゃったから聞けないけど。
マイカー規制はないけど
そもそもマイカーなんて
持ってるのは一部のセレブだけ。

バスも安房ダム経由なのかな。
それとも歩いて徳本峠越え?
分からない。

とりあえず
今夜はiPadのスライド写真を
眺めながらトリスでお爺さんと
一献です。