蝶ヶ岳(8月)⑤山頂~徳澤編 | 山と暮らしの備忘録

山と暮らしの備忘録

変な人が書いている軽登山を中心にしたかなり気楽なブログです。
山以外のことも時々織り交ぜて書こうと思っています。

(前記事からの続きです)


またまた間があいてしまいましたが

8月のお盆の山行、蝶ヶ岳記事を

いまだに続けています(笑)


蝶ヶ岳の夜は更けて

やがて雨がテントをパチパチと

たたき出します。


やはりと言うか当然と言うか

夕方、あれだけの雲が西からやってきていたので

雷が鳴らないだけヨシとします。


深夜、隣のテントから小声で会話が

「3時には出発しましょう」

そう聞こえる。


恐らくこの天候だから

星空もご来光もない。

それなら暗闇を歩くより

夜が明けきるまで出発を待とう。

そう決めた。
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しかし周囲のあちこちからテントを畳む音が聞こえてきたり

ヘッデンの灯りが通り過ぎるのを見ると

やおら落ち着かない。


思わずファスナーを開けて外を見る。
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まだ我慢。まだ我慢。自分に言い聞かせて

眠るがなかなか寝れない。


4時半を過ぎた頃には雨も一旦止む。

今がテントを畳むチャンス、とばかりに

一気に撤収。

しかし、テントの雨を拭っている間に無情にも

雨がまた降りだす。

でも、ここで後戻りできず撤収作業を完了。
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AM5:00撤収完了です。
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東の空は昨日以上にガスガス。

撤収する人、まだ寝てる人…
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安曇野方面の空。

麓の予報は雨。
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設営時には余裕のあったテント場ですが

このあたりは結構な密集度。

ロープに足を引っ掛けないようにしながら

一旦山小屋へ。
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こちらも朝の支度の真っ最中。

トイレをお借りします。
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ここから先はトイレのない長丁場。

今のうちに立ち寄っておかねば。



写真では明るいですが実際には

もう少し暗い。

大多数の方が常念方面か三股方面に進むと思われる。

上高地方面へは自分くらいなのかな…

(早朝+雨)×単独=熊遭遇 なんて公式を思い浮かべ不安に

なっていた時…
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あっ!上高地方面への先行者発見。

霧の中の稜線を歩く家族連れ。
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ならば、自分も出発。

再びテント場を横切ると自分の寝ていた跡だけ

雨が乾いている。

恐らく中高年の寝汗から染み出た脂分が

雨を弾いているのだろう。
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レインウェア上下、ゲイター、ザックカバー、それにスマホには

雨対策の真空パック。

では出発。
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時刻はAM5:10
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晴天であれば良い景色なのでしょう。

黙々と雨に打たれながら歩きだします。
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蝶ヶ岳山頂。

誰もいません。
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そんな山頂を横目にルートは始まります。
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徳沢方面。

ここからまずは長塀山(ながかべやま)へ向かう。

そこから小屋のある徳沢までの2時間20分の

長丁場の下り。
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景色が楽しめるのは最初のこのあたりだけなのだけど

こればかりは仕方ない。
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うっすらだけど梓川が見える。
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先ほどの家族に追いついてしまった。

人数も多そうなので少しペースを落とし

間をとる。
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明神岳が裾野だけ顔を出している。
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花が咲いている。

このあたりは特に花が多い。
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雨に濡れた花もなかなか美しいですね。
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チングルマ。
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しかし結局、先行の方に追いついてしまったよう。
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道の広い場所で抜かさせていただき

先へ歩きます。
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ここで小さな池が登場。

妖精の池と言うのはこれなのかな。
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池に沿うようにして道は続きます。
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雨の中だとよりいっそう神秘的ではあります。
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池を過ぎるとすぐに急降下開始。
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事前情報では「ぬかるみが酷い」と言う情報でしたが

それほどではありませんでした。
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ポツポツポツ。

雨は降ったりやんだり。
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先はまだまだ。この道が長いのは

初めから分かってるし今日は下りるだけだから

気持ちも余裕があります。
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山頂では寒いくらいだった気温も

蒸れて暑くなってきたので上着を脱ぎます。
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おや、また池があります。
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蝶ヶ岳まで1㎞の指示板。

今度は登りの方向けのみ。

やはり今回のルートはセオリーの逆回りなのかも。
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ここも池塘か何かの名残かな。
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そして反対側にはまたも池。
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登り返しがはじまりました。

長塀山も近いのかな。
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長塀山に到着。
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山頂は眺望なし。

あってもガスガスだけど。
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時刻は5:52

ほぼCT通り。
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また降ってきた。

上着をまた着込み歩きます。

ここから2時間20分ひたすら高度を落としていきます。


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樹林帯に囲まれ展望のない我慢ルート。
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蝶ヶ岳まで2㎞

徳沢まで……消えてる(笑)
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熊鈴を響かせ休まず歩きます。
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こちらを登りに選択しなかったのは

この長い区間を登りにするのは

さぞやキツイだろうと予測したから。
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しかし、目指す標高が同じならば短い分だけ

厳しいと学習しました(;^_^A


ここにも池が。
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そしてマリオに出て来そうなほど大きいきのこ
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ルートには難所らしい難所は特になし。

ただ荷物が多いとこんな木の階段も面倒だったり。
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変なキノコの集団。
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景色がない分、こうして近い距離に現れる小さな

驚きに敏感になりますね。
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この頃から登りの方とすれ違う事も

多くなってきました。
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我慢大会のような登りに辟易している様子。
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徳沢まであと2㎞。

そしてもう4㎞も下りてきた。
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しかしまだまだ長い。
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とにかく飽きるほど下る。
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ようやく残り1㎞。

「2㎞」から随分と長かった。
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ならばこの最後の1㎞も長いのだろう。
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下を見下ろしてもその先は見えず。
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ジグザグジグザグと下って行く。
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あの先には徳沢が見える気がする。

何度もそんな期待に裏切られながら

ひたすら急下降。
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明神岳の山肌が梓川を挟んで近くに眺めるように

なってきた。
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やがて川の流れる音も聞こえてくるようになってきた

その時…


徳沢の赤い屋根がビックリマーク
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登りも長かったけど

下りも相当長かったーーーー(-。-;)
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ほっとするひと時。
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そして徳沢園に到着。
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7:55

テント場を出てから2時間45分
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徳沢に着くころには雨は上がっていました。
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(ここまでの行程)


《1日目》

6:42 上高地バスターミナル

6:56 小梨平

7:31 明神館

7:39 徳本峠分岐

8:17~8:24 徳澤

8:35 新村橋分岐

9:10~9:24 横尾山荘

10:00 槍見台

11:53 第3ベンチ

12:15 森林限界

12:47~12:55 横尾分岐点

13:34 蝶ヶ岳ヒュッテ

14:07 テント場


《2日目》

5:00 テント撤収

5:10 テント場下山開始

5:52 長塀山

7:55 徳澤園






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(あと少し続きます)