北岳・間ノ岳(8月)①(広河原~大樺沢二俣) | 山と暮らしの備忘録

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変な人が書いている軽登山を中心にしたかなり気楽なブログです。
山以外のことも時々織り交ぜて書こうと思っています。

8月。

今年の夏山チャレンジ登山は

初となる山の日を絡めて

北岳と間ノ岳を縦走してきました。



今回も長い長い記事になりますので

時間のない方はスルーを。


尚、写真は基本的に撮影順に並んでいます。

ペラペラめくるだけで登ったように気持ちに

なれればと思います。


山山山山山山山山山山山山山山山山



いつもの遠征は真夜中に出発し現地に

早朝に到着するパターンが多いのですが今回は

前日に夕飯、入浴後すぐに自宅を出発。

ヤマレコを見たら「深夜2時に満車」などの情報が

あったので念のために早めに現地入りを

決めたのです。



深夜高速はトラックばかりでガラガラなのですが

まだこの時間は車も多いですね。



甲府昭和ICを下り、真っ暗な道をひた走り

芦安駐車場に到着。

第1駐車場に駐車し車中泊です。



今回の車中泊の為に

 コンタクト装着キット(車中泊バージョン)

 布団

 着替え

 目覚まし時計


  …などを用意。






そして早朝4時45分。

山間の駐車場に朝が訪れます。
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目覚まし時計は車の中に置き去りにするので念のために

乾電池を抜きザックの中へ。

今回の山行は初のテン泊装備。

ズッシリと重い荷物は約15㎏。

50ℓザックに押し込み出発。
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バス乗り場まで坂を下ります。
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やはりこの時間に着いておいて良かった。
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バス停全景の写真を…と思っていたら

乗合いタクシーが乗車待ち。

あわてて乗車するもなかなか出発せず。
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車内にて片道1200円を支払います。



10台のワゴンがドラクエ行列のように連なって走ります。
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そして夜叉神峠のゲートで足止め。

まだ時間が早くて開かないらしい…

車を一旦降りて(暑いから…)約15分待ち。
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タクシー料金1200円のうち100円は入山料。

車内で各自の領収書を受け取り後ろの人達に配ります。



そして広河原インフォメーションセンターに到着。
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思っていたより長い道のりですね。

荷物が皆さん大きいです。




広河原インフォメーションセンター。

甲斐駒や仙丈ヶ岳の登山口がある北沢峠までは

ここから乗り換え。
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北沢峠方面へのゲートです。
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そして目をやれば既に北岳の雄姿が…
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結構、遠そう…




北岳登山の第一歩はこの橋から。
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その前にあらためてコース確認。
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吊り橋を渡ります。
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上流側。

広河原山荘のテント場が見えます。
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吊り橋を渡ればすぐに山荘に到着。
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ここで登山届を提出。

鉛筆を借りましたが芯がギリギリの長さ…
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では登山開始。
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時刻は6:20
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歩きだしはこんな感じ。

いつもは重くても山小屋装備くらいだから

この重さに全然慣れません。
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果たして山頂まで到達できるのか…

不安ばかりがよぎります。
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とりあえずゆっくりゆっくり歩きます。
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なんだったら途中で引き返しちゃおうか。

弱気な気持ちばかりで歩きます。
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それにしても10台も連なって走ったタクシーの

お客さんたちはどこへ…

みんな甲斐駒方面だったのかな。
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こうして時々、木の橋が登場します。
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沢の流れが涼しい。
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大きな堰がありました。

まるで滝を真横から見たよう。
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そして白根御池小屋方面への分岐点へ到着。
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いつものように時刻記録に腕時計の写真も撮っていたのですが

あとで見たらなんとモードが標高モードに(笑)

夕方みたいな時間になっていました。



大樺沢沿いに歩いて行きます。

本場物の南アルプス天然水です。
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次のポイントまでのCTは2時間強…

長い…
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あの稜線の高さまで歩くんですよね…

この荷物背負って…
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一歩一歩…

とにかく無言で歩きます。
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ふと振り返ると…
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鳳凰の姿が励ましてくれます。



最初の鉄パイプの橋。

右岸に渡ります。
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そしてここからも行く先の峰々が…。
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辛いばかりではありません。

こうして花たちが無数に咲き誇り

癒してくれます。
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…のですが、

やはり体はヘロヘロに。

ここでしばし休憩。
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名もなき休憩ポイント。

時刻は7:23。
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しばしの休憩後、

ずしっと思い荷物を背負い出発。
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段々と荷物にも慣れてきたかな。

そう思っていたのはこの頃だけ。
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斜めに生える樹たち。

ここも豪雪なのですね。
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藪の中からこうして幾つもの沢が流れ出しています。

思わず顔を洗います。

冷たくて気持ち良い。
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木の小橋を何度もわたります。
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最高の森林浴です。
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暑いけど…



歩いては少し休んで

また歩いては少し休んで。
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道は再び左岸に渡ります。

地図上だとようやく次のポイントまでの2/3くらいなのかな。
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ちなみに時刻は8:03。
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広河原から1時間40分。



とにかくとにかくひた歩きます。

ストックを持つ手が汗でべたべた。
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そして樹林帯もようやく終わりそうな気配。
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振り返れば鳳凰がさらに雄大に。
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少しずつですが北岳が近づいて来ました。
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今回の逆光シリーズ。

太陽の写真は続編にてもっと良いのをアップする予定。
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ちなみに自分は花の名前がさっぱりです。

どなたか教えてください(その①)
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コースはずっと大樺沢沿いに歩くのですが

段々と斜度が増してきました
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どなたか教えてください(その②)
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爽やかな景色の中、

ドロドロの汗を流しながらヘロヘロに歩く。
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それにしても花に興味がなくても

思わず立ち止まってしまいます。
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北岳バットレスが圧倒する。

目指すは八本歯のコル。
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冬の時期、雪の重さに曲がって伸びた樹たち。
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疲れはいっそう。

尚も増していく斜度。
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もうずいぶんと登って来たが

本当の登りはまだまだこれから。
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雪渓も見えて来ました。
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そして、ようやく大樺沢二俣に到着!

ここまで気が遠くなるほど長かった…

ザックを下し倒れこむかのように休憩。
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大樺沢二俣到着時刻。

8:50
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水分がどんどん減って行く。

マップにチョウチョがとまる。
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ポカリの甘い香りに寄って来たのか





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ポリポリと柿の種を食べていたら

何個か地面にこぼしてしまった。


さて、ここに柿の木が生えないよう

拾い集めたらそろそろ出発だ!





(次回からが本当の正念場…編に続きます)




今回はルートマップがペタボタン

  ↓↓↓
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