(前記事からの続きです)
涸沢ヒュッテを早朝に出発、
穂高岳山荘を経て
午前8:37
山頂に到着と同時に見上げた山名同定碑にいた方が
どこかで見たことあるような…
もしかしたら、高橋庄太郎さんでは…
あとで下山後に氏のfacebookを見たらやはり本人でした。
山頂の祠を下りる高橋氏。
カメラマンの方も本で見たことがあるような…
ジャンダルム方面。
こちらは上高地を見下ろしたところ。
梓川がよく見えます。
こちらは前穂高方面。
次回にここに来ることがあるのなら
でもこちらに向かう予定はありません。
ズームアップ。
槍ヶ岳方面を眺める。
オレンジの肩は高橋氏。
その後、高橋氏パーティーは前穂方面へ。
さて写真撮影を居合わせていた方に頼み
ここからの眺めの良さ…
8:49
せっかくだからサブザックに詰め込んできたあれを…
ズラメットとジャンダルムのコラボ(笑)
ここは被るべきか
被ってみた(笑)
てっきり前穂に行ったと思われたT氏は山頂すぐ下で休憩中だった様子。
ではいたたまれない気持ちになったので
下山予定時刻になったので
ここで西穂高からジャン越えしてきたご夫婦と会話。
ご主人は顔じゅうから汗が流れっぱなし。
何しろすぐそこで馬の背越えてきたばかりですからね…
西穂を出発しその日のうちに踏破しきれず
天狗のコルでビバークしてたどり着いたところでした。
ジャンダルムは怖くなかったですか?と奥様に尋ねると
「もう、こんな!」と両手を上に岩にしがみつくようなジェスチャー
では、ここからも気を付けて、と声をかけ歩き出す。
ぜえぜえと喘ぎながらも達成感でいっぱいそうなご主人と
本当にそんなすごい所を越えてきたのか、と思うほど冷静な奥様の
9:05
西穂方面との分岐。
ジャンダルムの上にはいつの間にか
2人になっていた。
先ほどの奥様の話ではジャンダルムの通過はこちらから見て
吊尾根を抜けて前穂ピストンしてくる案や
事前にはいろいろ妄想登山していましたが
ガラガラの岩場歩きは往路と同じですが
頂上に行って戻ってきたからか
奥穂を目指す沢山の方とすれ違います。
ザイテンですれ違った方のように自分も
こんにちわ、の後に「お気をつけて」のひとことを
往路に気になっていた断崖に立つピッケルのオブジェ。
槍が少しづつ
そして代わりに穂高岳山荘の赤い屋根が顔を出し始める。
ここで高橋氏のパーティーと再び遭遇。
核心部が段々と近づいて来ました。
往路にも見かけた小学生の親子。
高度感を感じる景色。
ここで落とす落石はこの人たちの上に落とすことになりかねない。
ハシゴ上に渡る為のトラバース。
こんな感じで鎖も足場もしっかりあります。
目をつぶって歩くわけにはいかないけれど
山荘の屋根にいろんな物が干してありますね。
ここからハシゴ。
こんな区間ももう残り少ないと思うと
この区間にハシゴは2つ。
槍の穂先と違うのはこの人の多さだと
すれ違いに気を使う事。
下の方まで見渡してすれ違いが出来そうな場所で
ふぅ~ぅ
9:55.
今回忘れ去られて出番のなかったハヤシさん。
中身はアクエリアスのポカリ割。
さて涸沢岳はどうするか…
CTだとわずかな距離。
前穂の眺めが良いらしい。
でも多分、自分だと1h程度のロスか…
天候は午後から雨予報。
だけど比較的安定している様子だし、このくらいのロスなら
ほぼ影響なさそう。
問題は3日目の行程が白出のコルから一気に上高地まで歩きとおして
その後疲れた体で東京まで運転すること。
お盆で渋滞…
ネガティブな要素と蓄積した疲れに負けて…
割り切ったつもりでも
この決断はいまだに後悔気味。
下りてしまえば「せっかくあの場所まで行ったのだから
涸沢岳も登ればよかったのに」「穂高岳山荘から眺める朝日をどうせなら
自問自答はいつでもどの山でも付き物。
槍で天狗池に寄らなかったこと、
燕でスイカの時期に行かなかったこと、
甲武信ヶ岳で十文字小屋の方へ回らなかったこと、
涸沢ヒュッテで暑さに負けておでんを食べなかったこと、
数え上げたらキリがないけど
それでも一度下山に向けて歩き始めた足は止まらず。
山荘で買った土産で若干荷が増えたザックを背負って
ザイテングラード。
高度を下げていくと
ふと、その時…
「ラーーーーークッ!」と大きな叫び声と同時に
ガラガラガラガラガラガラーーーーーーーーーーー
と、大きな落石の音。
声は前穂の北尾根あたりから聞こえたような…
この日、いちばんの大きな落石の音。
思わず前穂の山肌に目をやり声の主を探す。
斜面に立ち止まっているパーティーが下を覗き込んでいるような、
たまたまそう見えるだけのような…
しばらく立ち止まったのち
ここで高橋氏に本日4回目の遭遇。
山頂、山頂からの下山途中、穂高岳山荘内と何度も遭遇した。
顔を覚えられたのか道を譲る際、「何度もすみません」と声をかけられた。
休憩中の女性と雑談。
女性はこれから上がるようで
「ここから上はどんな感じですか?
八ヶ岳に登ったことがあるのですが、どっちが難しいですか?」とのこと。
穂高は八ヶ岳の次に狙う方が多いのかな…
「多分、きっと大丈夫です^ ^
でも充分にお気をつけて
山荘からのハシゴの前後は特に気を付けて」
と回答し自分も下山開始。
下山は往路と道を少しだけ変えて
と、ここの何でもないところで突然足を滑らせ転倒。
ケガはなかったが車の鍵のキーホルダーを付ける部分と
プラスチックのスプーンが真っ二つに破損していたことに
下山後気が付いた。
小屋へ向かう道は途中から展望が効かなくなる。
そして、涸沢小屋到着。
小屋への到着は鉄板のテラスから。
1年ぶりのヒュッテ。
稜線を眺めることは出来なかった一年前。
(次回、横尾山荘ステイと上高地散策編予定)







































































