昨日開催した「患者だけのおしゃべり会」と「患者会」


お盆真っ最中なので誰も来ないかも…と思っていたのですが、どちらの会にもレギュラーメンバーに加えて、入院中の方や初めての方が来てくださり。。


ぶっちゃけ、レギュラーメンバー3人くらいやろ…と「気象病のセルフケア」のコーナーは余裕をかましていたのですが 


初めての方を前に緊張しまくりグダグダになってしまいました。。

こんなことならもっと練習しとけば良かった。。


そのあと、初めて来られた方々を中心にお話をしている時に、長女とシオンとウカが飛び入り参加!


会場内に設置している即売コーナーをお目当てに来たのですが


皆さんに紹介させていただくと「わぁ!カワイイ〜!」と、ウカの周りに人だかりが。。


人から注目されるのが大好きなウカはニコニコしまくって、代わる代わる抱っこされまくっていました。


皆さんありがとうございました。


そうこうしているうちに、患者限定なのになぜか主治医が侵入して来て…


久しぶりに娘を見て「あ…」と固まっていました。


娘と先生にはその昔、娘が趣味で作っているアクセサリーを見た先生が「僕もいろいろ作るんですけど一緒に何か作りませんか?」と誘って「え?いや、イイです」と一刀両断された…という因縁があるのですが


屈託のない娘は「先生、一緒に写真撮ろう〜」と誘いながら、ウカをポン!と渡しました。


見知らぬ赤ちゃんをポン!と渡された先生は、戸惑いながらも落とさないように、自分の前面に両手でしっかりホールドして。。


他の皆さんも一緒に笑顔の記念撮影となりました。


娘達よ遠路はるばるありがとう〜


休憩を挟んでの患者会では、いろんなお話が出ました。


いろんな形の不安がありました。


「考えると怖くなるけど頑張るしかないですから」と言っていたのは、新しく転移が見つかった方。


「体力が無くなって来月から仕事に復帰するのが不安です」と言っていたのは、一年間お仕事を休んでいた方。


ひとりで抱えているとムクムク膨らんでいく不安。


最初は不安そうにされていた方も、お話しているうちに、そして皆さんのお話を聞いているうちに、少しずつ表情がやわらかくなっていました。


「タイプや治療内容は違っても、同じ病気を経験した人どうしで話すことで、気持ちが楽になることがありますので」と、話してくれた先生。


そやな。

だから前の会長さんと一緒に患者会を立ち上げてくれたんよな。


そんな先生。。


初めて来られた方に「僕もここで愚痴を言ったりするんですが、みんな無視するんですよー」と、微妙なジョークでアタックしてきました。


これって私がレシーブせんと、ほったらかしになるパターンやな…と思い「いつも温かく見守っているじゃないですかぁ〜」と愛想笑いしていると


「見守っていると言いながら笑ってる」とからんできました。


なんでやねん!!


こんなふうにからまれるので、いつも先生から一番離れたところに座っているのですが、昨日は数年ぶりに隣の席になったのです。。


そのあと、抗がん剤の副作用として「料理の味見をしてもわからなくて困った」という味覚障害の話をしていた時に「うちの家内は料理の味見をしなくて」と割り込んできた先生。


その話って今しないといけないのかな?…と思いながら、耳を傾けていると「このまえなんか塩と砂糖を入れ間違えてて」…と。


え?


「これ塩と砂糖を間違えてるよ!食べてみろよ!って言ったんですよ〜」


塩と砂糖…


「で、奥さん味見してゴメンナサイって謝ったん?」


「うーん。。間違えた…とは言ったけどゴメンナサイとは言ってないな」


「じゃ、ソレわざとじゃないん?」


固まる先生。。

もしかしたらそうかもしれん…という顔に、皆さん大爆笑(笑)


そうこうしているうちに、ノンちゃんが「今年は招待してくれんかったけど、来年はタケノコ掘らせてください!」と、レギュラーメンバー以外の方にはチンプンカンプンの話をぶっ込んで来たので


先生が約3年かけてご実家の山にある竹林を整備したこと。

昨年オンラインに参加していたメンバーを招待してくれてタケノコ掘りをさせてくれたことをかいつまんで話して


さて、どうまとめようか…と頭を巡らせ「こんなふうに患者のことを考えてくれる先生なので、皆さん安心して」治療を受けてください…と言おうとしたタイミングで、ノンちゃんに「タケノコ掘らせてくれるから安心って!」ツッコミ入れられて。。


自分でもタケノコ掘らせてくれるから安心って着地点がおかしいよな…と思いながら喋っていたので、我慢できずに笑ってしまいました(笑)


こんなふうにおしゃべり会に続いて患者会もグダグダになってしまいましたが、残り時間も少なくなったので、グダグダのまま先生にハッピーバースデーを歌って記念撮影をして賑やかにお開きを迎えました。


「差し支えのない方だけで…」と、お願いした記念撮影は、初めて来られた方も入院中の方も全員参加してくださり、皆さんとってもいい笑顔で写っていました。


笑ってもらえて良かった。


あ、そうそう!


ひとりのスタッフさんのためだけに設けた即売コーナーだったのですが、入院中の方や初めて来られた方にも喜んでお買い上げいただきました。


私が大切にしていた本も…です。

読んでみたいなぁと思う人に選んでもらえて良かった。


先月間に合わなかったスタッフさん。

今回は早めに来てくれて…たぶん仕事を抜け出して(笑)


お買い上げいただいたうえにお菓子の差し入れをしてくれました。


そして、「気象病のセルフケア」でタオルストレッチをしながら〈赤いスイートピー〉と〈やさしさに包まれたなら〉と〈若者たち〉を歌っていた私に笑顔で拍手を贈ってくれました。


ありがとう。