……今でもはっきりと思い出せる。
2ヶ月前、7月1日
夕張でのことです。
私はTAKUROさん側のブロックに居ました。
客席のほぼ最前にいたから、ひさ様が見えないってことはなかったけど
……やっぱり、近くで見ていたかった。
だから私は声を限りにして叫びました。
「ひさ様」って。
……今にして思えばすっごく痛いですよね。
『ひさ様
一瞬でも良い
こっちを見て』
もう本当にそれで精一杯で
声が枯れても良いって思った。
学校祭出れなくなっても
そんなもんどうでも良いって思った。
今は、ひさ様に惚れてる自分を正直に出すべきだと。
……そしたら、最後
GLAYがステージを去るとき
…微かに、本当に微かにだけど
あの人が私の方を見て、肯いてくれたような気がした。
気のせいだって思う自分と
気のせいじゃないって信じたい自分
すごく矛盾してるんだけど、不思議なもんです。
すごく嬉しかった。
一瞬、「ドキッ」として
もしかしたら、って思ったんだけど
…気付いたときには、もうひさ様はステージには居ませんでした。
……でも、
夢だとしても、
幻だとしても
…こっち向いてくれて、ありがとう
ひさ様。
……大好き。