以前していた仕事が自分の中でどう頑張っても上手くいかず、

周りに迷惑をかけるようにもなり、

辞めざるを得ない状況になった時に、

ずっと心配して見てくれていた上司から言われた言葉です。

『仕事が出来る様になる前に、

まずは1人の人間として幸せになりなさい』

自分の不甲斐なさ、不出来さを心から申し訳ないと思っていたので、

何でこんな私が幸せになって良いんだろう?

と、有難いと同時に、不思議に思った記憶があります。

しかし今では、この言葉の奥深さが痛いほど分かります。

事情を何も説明してないのに、一を聞いて十を知るような上司でした。

何はともあれ、幸せになるというのは、

自分で自分を満たす→大人になる、自立(自律)出来る

と言うことだと思うので、

あなたはまだ社会人として仕事すら満足に出来る状態ではないんだよ、

と、戒められたのだと、ある意味、厳しいお言葉だったとも思っています。

あれから数年。

まずは、1人の人間として幸せか?

自分は今、他人に何かを還元できる状態か?

と言うのを常に心に問いかけて行動しています。