3月7日(日)福岡市の天気 曇り  博多港の潮 小潮 満潮 02:09 13:15

前回博多湾のカナギに触れたので、今日はカナギの研究です。

この魚について最近まで知らなかった事がある。

博多湾のカナギと長崎のカナギは別物らしい。

博多湾のカナギはイカナゴの地方名で長崎のカナギはキビナゴの地方名のようだ。

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イカナゴースズキ目イカナゴ科(出典:長崎県水産部ホームページ)
http://www.n-suisan.jp/yumetobi/)

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キビナゴーニシン目ニシン科(出典:長崎県水産部ホームページ)
http://www.n-suisan.jp/yumetobi/)

知らなかった。

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ところでこの博多湾のカナギは今年で3年連続の禁猟となった。

『イカナゴ(カナギ):冷水性の魚で、博多湾は生息域の南限に近いとされる。産卵期は1-2月で、夏場は砂に潜って過ごす。博多湾近辺では1年で体長6-9センチに成長する。漁期は3-6月。博多湾では40年ほど前には毎年数百トンがとれ、休漁期間を経た95年以降は毎年10トン前後の漁獲量があった。』

2010/2/19の西日本新聞朝刊から引用。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/153424)

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福岡県海洋水産センター(西区今津)が実施する毎年1月の調査が禁猟の根拠となっている。

今年1月の稚魚発生量は海水1千立方メートルあたりついに0匹と壊滅状態のようだ。

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原因は地球温暖化による海水温の上昇とする説が最有力だ。

事実、瀬戸内海等他の海域でも漁獲量が減少しており博多湾だけの問題でもない。

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ただ壊滅的な博多湾の現状は海水温の上昇だけでは説明できない。

吉田市長が訴える、ゴミによる博多湾の汚染も一因だろう。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/shicho/koho/mayor/210501.html)

また夏場に1~2ヶ月、長いときは半年間も発生する博多湾の貧酸素塊も一因かもしれない。

もし博多湾のカナギが3年間の禁猟を経て復活しても、今後は『博多湾の限りある資源』として、漁業者のモラルが問われるだろう。



カナギは博多湾の鯛やヤズやその他フィッシュイーターの格好のエサとなっていた。

博多湾のメイタやメバルが激減していることに関係は無いのか?

もちろんシーバスの大好物でもあっただろう。

気ままな遊漁者の自分にとっても他人事とは思われない。