「大丈夫です、、
あの、教えてくれませんか
本当のことを」
「昔凛花の家族が、真也くんの家の隣に住んでいたのは覚えているかな?」
「はい」
「なら、4歳の誕生日の前日に引っ越したのも覚えてるよね」
「はい」
「本当はね、お父さんだけが東京に単身赴任するはずだったの
それも一年間だけね」
「え、、、?」
「でも、真也くんも知ってる通り
今凛花の両親は、東京に住んでるよね」
「はい」
「それ、なんでだと思う?」
「え…」
「引越しの2週間前くらいに
夜中に凛花、高熱だしたのよ
それで、北海道で一番大きい病院いって、薬もらって行ったんは熱下がって落ち着いたけど、一週間後くらいに、今度は嘔吐とか繰り返すようになってね、お医者さんに、東京の方が医療の方が充実してるし
そっちで治療した方がいいんじゃないか
って勧められたのよ
それで、凛花は嫌がってたみたいだけど、東京へ行って学校にいきつつ病院にも行き始めた」
「そんな…」
「それでね、精密検査をして、胃癌だってわかったの
それでね、手術してある程度取り除いたんだけど
その頃まだ幼かったから全部取り除くと胃が再生できないくらいだったから、
できるだけ取り除いて、後は放射線の治療とかで小さくしていってて
今は、もうすぐ完治するかも、ってところなの
だから、来週の週末東京へ行くのは
遊びに行くからじゃなくて
放射線の治療で小さくしてきたものが大きくなってないかを検査して、
そのあと放射線の治療するためなの
それで、順調に治療の効果がでていたら
予定では来年もう一度手術することになってて、それで、一年半後には完治して、東京に戻って一緒に暮らさないかって
さっきの電話はそーゆーことよ」
「そうだったんですか、、、
俺何もわかってなかった」
「凛花ねー、東京に住んでる間
真也くんの話よくしてたんだって」
「えっ?」
「遠く遠く離れたところに私の王子様はいるんだーって
その人と結婚するんだーって
…凛花の初恋も、真也くんだったのよ」
「そうだったんですか…」
「だから、あなたと凛花が付き合ったって聞いてすごく嬉しかったの
私は凛花を本当に幸せにできるのはあなたしかいないと思ってるから
だから、凛花のことよろしくね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
がちゃ。
「あー気持ちよかった!」
「おかえり」
「ただいまー」