先日は、現在の住所がある市の職員が、退院後に利用したいサービスなどの確認にきた。
お役所の方というのは、印象として融通が効かなかったり、感情で訴えてもなかなかスムーズな対応をしてくれないという感じがある。
今回も、「No!」と言われたら、今後の生活のイメージや計画が大きく変わってしまうので、どういう話し合いをしたら、要望が前向きに受け止めてもらえるか、考えてみた。
相手が要望に答える気はなく来る場合は、きっと相手の質問に答え続けている間に、こちらの思いを伝えるタイミングは逸してしまうだろう。
最初にた~ちゃんの退院したい理由や、サービスを利用したい理由を伝える時間をつくってもらった方が、相手の感情や伝えにきたことがネガティブだったとしても、それに左右されることなくた~ちゃんは思いを話せる。
この作戦を担当のソーシャルワーカーさんに伝えた。
た~ちゃんも自分の伝えたいことをノートにまとめていた。
帰りたい理由
どんな風に暮らしたいか
これからの自分のビジョン
何度も繰り返しノートを読んでた。
当日。
作戦の通り、まずた~ちゃんの退院後の生活に対する思い話すことから始まった。
ノートの内容を棒読みするかなと思ったら、ちゃんと要点を自分の言葉で話してる。
1年以上の入院による精神的限界。
回復してきたこのタイミングで、地域に戻りたい。
サービスを利用しながら自立に向かえるようにしたい。
ぶれない思いを丁寧に語っていた。
最初はかたーい顔の役所の職員も、少しずつうなずく回数が増え、目が優しくなった。
現在の治療の状況、入院の継続の可能性など、病院の職員にも確認し、
「前向きに検討させていただきます」
とのお返事‼
行政や法律や、システム上のことは、変えられないものの方が多い。
だけど、人と人との間で交わされるやりとりのなかに、相手の真剣な思いがあるかないか、それを伝える姿勢によっては、こちらの願い以上の結果をもたらすこともあるかもしれない。
どうせうまくはいかないと、圧力で「yes」と言わせる方法もあった。
まえのた~ちゃんはそうやって強引になんでもやって来た。
今回のた~ちゃんのプレゼンは、なんとか治療をうけながらも、地域で自分らしい生活を送りたいという思うがすごく伝わった。
わざわざ来てくれた相手にも労いの言葉をかけていたしね。
それぐらい帰りたい思いが強いこともよくわかった。
た~ちゃんが安心して家に帰れるまで、まだまだ色んな調整があるけど、私も諦めないで、頑張ろう。