今回は最後に紹介する『バカと賢者の間にいる人』

いわゆる人数としては最も多いマジョリティである『平均値の人々』を取り上げる。(笑)



知力の正規分布における最も多い『平均値(普通)の人々』の領域❤️ 今日はココの人らの生存戦略(身の振り方)の話♪



🔵平均値の人々ってどんな人?


平均値の人々は『平均の人』である!

…といっても『んだよ、そのテキトーな答えは』と文句言われるだろうから、もちょっと言えば……。


①ある事に興味があるなら、自分で調べ、
②興味がないなら、特に調べもせず
③偉いと思ってる人の言う事には耳を傾けがちで
④そゆ人の言う事は『信じて』検証はしない
⑤バカと思った人の言う事は適当にあしらい
⑥当然バカの言う事は『信じず』検証しない
⑦『正しい』事は大事だと思っている
⑧だが『正しくない』事も思わず信じ騙されちゃう
⑨情報は必要と思いつつも情報摂取には好きな事以外は消極的


…とまぁ羅列してみたら『皆、心当たり』があるでしょう? アナタの事ですよ(笑)


でも、これまでバカの『生存戦略』の回を3回やってて、3回の記事読んだ人は何となく感じ取っているでしょ?(笑)


誰だって『バカ』になっちゃうし、難しいけれど、努力すれば『賢者』にもなれる可能性もある事も。


つまり人間は『バカでも賢者にもなれて』そのバカと賢者の素養がいい塩梅に混じってるのが『平均値の人々』。我々なのだ♪(笑)


ということは一般に『賢者』と周囲が認知している人だって『バカな情報には騙される』事もあって、自分が得意とする分野以外の事のバカな主張を信じてしまい『おかしな方向へ走り』結果、世間から非難・批判・総スカンを食らう『賢い人』も出てくる。


たとえ世間で賢者と言われている人であろうとも、人はいつだって『バカの世界』に陥ることはあるわけ。


人間だもの

人間だもの、スーパーマンじゃないんだから

人間だもの、コンピューターじゃないんだから

人間だもの、神様でも仏様でもないんだから

            

                 相田みつを


である。(笑)


さて

そんな平均値の人々(我々)は、真逆『バカになりたい!』って人はいないだろうから、少しでも『賢者』に近付く、手立てはないか幾つか考えてみよう。


あっ、でもコレを読みながら【え!マジで賢くなれる方法を教えてくれるの!?】…と色めき立っている人がいるなら、【それは保証しないw】


これから示すのは

『賢者になれるマニュアル』ではない

『賢者に近付くためのマニュアル』だ(笑)


今現在、真の賢者の位置にいる人は、そもそも賢者になる素養があって、その上で好きな事はもちろん、『その周辺の事柄』も『その周辺の事柄の事柄も』貪欲に調べ、覚え、本など読み返さなくともそらんじられる程の領域にいる。素養がある上に人一倍二倍の努力を努力と思わず楽しく平気でやれてしまう。それが賢者である。


そんな『及びもつかない人』にあくまで『近付く術』程度と思って欲しい。



🔵『賢者』に近付くためのマニュアル


①活字を読め


活字の本、雑誌、小説、科学誌、専門書などなど活字の本は考える力を鍛える格好の材料だ。活字の内容を理解しようと『考える』ことで頭は猛烈に働く、この『頭に負荷をかけ労働させる』が活字媒体にはある。頭脳も運動や労働をさせなければ、肉体同様ガリガリかブヨブヨの醜い姿(=バカ)になる。


問題は肉体は鍛えれば鍛えるほど、見事な体型となり、周囲から『カッコいい』などの称賛や羨望を受けるが、困った事に脳は鍛えても鍛えても『羨望を受ける程の素敵な脳味噌になったとしても、周囲にその素晴らしき優秀さは、一発では分からない』トコだ。そういう見えない所だけに、手を抜いて『鍛えない・鍛えようとしていない人』は多い。自分も含めて(笑)




②好奇心を持って調べろ


好きなことならナンボでもやれる。キライなことはちっともやれない・やりたくない。それは誰にでもあるだろう。だから『これは面白い❤️』と思った分野は掘って掘って掘り下げよう。掘り下げた分野の【その周りの情報】だって思わず掘ってしまう程、掘り下げよう。


その好きな事の周りの【周辺の情報】も興味を持つことで、【賢者になるためのトータルの知恵・知識】の幅が広がる。




③嫌い・不快な事も調べろ


生きていれば、自分がこれまで『正しい』と思っていた事、『信じていた』事を否定する物言いが現れる。それを『ムカつく!』で見ない、『嘘を付け!バーカ!』と否定する意見を罵倒して終わりにしたくなることもある。


だが、調べもせずに終わらせるは『バカの道』。安易な否定は『バカまっしぐらの道』である。


不快かもしれないが、自分で自己検証のし直しのための『調べ直し』は大切だ。もしかしたら、自分の正しいとこれまで思っていた事が間違いだったと気付くきっかけとなり『自分のバージョンアップ』のきっかけとなるかもしれない。


もしくは


『自分のこれまでの考えはやはり正しかった』の強化へのきっかけとなるかもしれない。だから、嫌な事に出会ってもなおざりにはせず、嫌な事を調べるは大事だ。


まぁ経験則でいうなら

『全くのデタラメです!』『全くの嘘です!』の断定口調の斬りかかりで、社会や団体や個人に挑みかかっている人間の言い分は、『大概は向こうがデタラメ』が多い(笑) 


大体、『全くのデタラメ!』という割には、『何がどうしてデタラメなのか?』の理由・論拠・証拠などは全く示していないのが、この手の断定口調バカの特徴である。(笑)


だからそういう全否定意見をしている者は不快だから。で相手にする必要もないのだが、黙らせたければ調べる・調べ直すをしよう。その作業は面倒で不快かもしれんが、自分を賢者の方へ近付ける『鍛え』になる。




④『自分はバカだ』と常に思っとけ


自分は何も知らない、知っている事は全然足りてない。の心持ちを常に持とう。


素直に俺はバカだ。の気持ちでいれば、いくらでも『学ぼう』の気持ちでいられる。自分の考えが否定されても激怒を抑え『どう間違っているんですか?』と素直に謙虚に聴き返す心の余裕ができる。


何より否定された!反論された!で腹を立てての『いきなりの喧嘩(論争ですらない喧嘩・罵倒の応酬)の事態』だけは『取り敢えず』避ける事が出来る。


④『その自分のプライドは安い・高い?』考えよう


プライドは誰もが持っているだろうから、自分の一家言や考えを真っ向から否定する意見には、ついカチンと来るかもしれない。だがその傷をつけられた自分の前プライドはそんなに腹を立てる程、守るべき価値のあるものなのか?……これはカチンと来た瞬間では中々判断が付かない。 だったらその価値を知るまでは、たとえカチンと来ても、一度グッと抑えて反論の為でも何でもいいから調べ直そう。調べ直せば『新たな発見』も出てくる。 それがあなたの考えの新たな『力』となる。


それを邪魔するのが『自分の安いプライド』だ。安いプライドは、考え直すきっかけを台無しにしてしまう。安いプライドは自分を損させてしまう厄介な種なのだ。だからカチンと来てても、その場で瞬間爆発せず『そのプライド。安い・高い?』と問い直そう。



ざっとこんなところだろう♪



🔵バカは『賢者』になれるのか?


これは大変難しい(笑)

自分がバカと気付いていないバカは、周りがどう言っても『治らない』。(笑)ましてや、自分がバカと気付いていない上に『そこらの奴より俺はマシ(賢い)』と勘違いしているバカだったら直しようがない(笑)


『俺はバカだ』

と自分の中に棲んでいるバカを認めない限り『バカからの脱出』は不可能なのだ。(笑)


逆に自分の中に居るバカを認めさえすれば、『バカからの脱出』は可能となる。



というわけで『平均値の人々』は、自分の中の『バカ』を素直に認めながら、謙虚に、そして好奇心旺盛で『知る事の喜び』を見つけること。とりあえずは本(活字)を読むことを勧める。それが『賢者の世界にお近付きになれる』術(すべ)である。