specification

 

重さ  23.9t

 

全長 6770mm                

 

全幅 2950mm

 

全高 2160mm

 

装甲厚 11~80mm

 

主砲 7.5cm砲1門

 

副武装 機関銃×1挺   

 

速度 40km/h

 

乗員 4名

 

生産台数 7802両

 

 

 

雷大砲に足があれば便利ですよね。 がコンセプト

 

 

戦車ゲームじゃ『 サントツ 』と愛称までついているⅢ号突撃砲。

 

 

ドイツ軍の突撃砲が活躍した第二次世界大戦は第一次世界大戦のように敵陣地に向かって銃剣を前にだしながら『 ウォー!!! 』と突撃するような戦争じゃなくなっていた。 今や歩兵は敵の大砲を載せて動き回り、銃弾なんかじゃびくともしない『 戦車 』に恐怖していた。

 

 

これを考え、前進する歩兵部隊と一緒に進んで、敵の重機関銃陣地やトーチカ( 大砲などをしっかりした装甲や土嚢で囲み、隠蔽もされた強化力地点 )などを射撃・粉砕・沈黙させるための『 動く砲台 』として開発されたのが突撃砲だったが、 だんだんと対戦車戦闘向きの形に変わり、本来の「 敵陣地の攻撃 」を目的とした突撃砲より 対戦車自走砲( ドイツ風にいえば対戦車駆逐車 )に近いものになっていく。

 

 

Ⅲ号突撃砲は見るとかなり古めかしい形(垂直装甲で覆われた車体)だが、とにかく使い勝手が良かったので、終戦までおおいに活用された。 一説によると第二次世界大戦で使われたドイツ軍装甲車両のうちで、最も連合軍の戦車を仕留めたのはこの『 突撃砲によるもの 」だとまで言われている。

 

 

 

四角グリーンⅢ号突撃砲のそのほか話。

 

もともと第一次世界大戦で敵の陣地を攻撃し黙らせるために、砲兵部隊が野砲を人力でワッセワッセと押したり引いたりして前線に近づいたら、足場を固めてブッ放した。だが人力での野砲の移動は大変。

 

『 なら戦車の土台に野砲のせたら便利だべさ 』の発想から、ドイツは第二世界大戦前のワイマール憲法時代に自走砲を開発。 これが『 突撃砲 』の始まり。

 

だからこう着状態の敵陣地に突撃砲が後ろからゴロゴロやってきて砲撃。 敵軍のヤバイ機関銃陣地やトーチカを破壊して黙らせたら、ワーッ!と歩兵が飛び出し残存兵力を攻撃。めでたく敵陣地を占領したら突撃砲はサッサと帰って行った。

 

これが基本で本来の突撃砲のありかたで、歩兵の支援が目的で、もっというと戦車と呼ぶべきものでもなかった。

 

 

 

 

それが途中から対戦車任務が増えて、それに合わせて攻撃力や防御力が強化されて行くうちにだんだん戦車っぽくなった。 でも『 じゃもう戦車ね。 』と言われると、うーん(笑)

 

 

だって突撃砲は操縦してるのも乗車しているのも全員『 砲兵 』で戦車兵じゃなかったから。

 

まぁ『 戦車とはなんぞや? 』が今でも国々で違うから、見てる人の好き好きで結構♪

 

 

マニュアルには突撃砲には防御用の専用の『 随伴兵 』を付けるように命ぜられているのだが、その随伴兵は『 砲に騎乗せよ 』と書いてある。 ん?それって『 中じゃなく外に出て突撃砲の上に乗っとけ 』ってこと?? 謎である。

 

大戦の後半は防御力UPの為に全面装甲の上にコンクリートを盛ったりした。

 

この『 使って便利な突撃砲 』 の登場は当然、敵であるソ連にしては脅威の存在。 そしてこういう運用をする車両を作る発想がソ連には無かっただけに、この車両にソ連は強い関心と影響を受ける。  そうして開発されたのが次回UP予定の『 SU-85 』だ。

 

 

 

 

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