イタリア人の働き方 | WellnessLife@テクノジム

イタリア人の働き方

イタリアが本社のTECHNOGYM。

当然、社長をはじめ幹部は皆イタリア人なわけです。


そんなイタリア人を学ぼうと読み始めたのが、『イタリア人の働き方~国民全員が社長の国~』(光文社新書)。

これがかなり面白いので、ご紹介したいと思います。


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著者は冒頭でこう表現しています。


「イタリア人は怠けものだ」
イタリア人について多くの人が持つ、ステレオタイプのイメージである。しかし現実には、イタリア人は怠惰なのではなく、自分にとっての人生の意味をよく心得ているのである。


(中略)人生を楽しむために、お金は必要不可欠である。お金はふつうは働いて手に入れる。よって、イタリア人は働くのである。それはもう、懸命に働く。人生を楽しむために。




なるほど、グッチにプラダ、アルマーニ。確かにイタリアは世界有数の高級ブランド輩出国です。著者は言います。


イタリア人というのは本能的に<当たり前>ではいられない人種なのである。凡庸を嫌うあまり、<奇跡>を起こしたりもするのである。

(中略)フィアット社がいくらがんばっても、ホンダや日産の社員の標準レベルにはなかなかたどり着けない。しかしフィアット社の多数の系列部門の中から、たった一つだが奇跡的な威力と創造性を発揮するところが出て世界に唯一の名車が生まれたりする。
フェラーリのように。



平均点が高い日本人と、一芸に秀でるイタリア人、そんな一言では片付けられない違いが両者にはあるのかもしれません。


日本人の物づくりが「便利さを代表とする機能性の追求」だとすれば、イタリア人の物づくりは「エキサイティングの追及」。ユーザーはもちろん、作り手自身が楽しむことが大前提なのかもしれませんね。


そんなイタリア人15人の働き方を紹介している本書。


「成功のコツは、仕事に対する愛情と誇り」と語る、イタリア一の靴磨きから、
水上タクシー運転手に、パパラッチ(スクープ記者)、中にはエクソシスト(悪魔払い)の第一人者まで登場します。


以前の私は、趣味や好きなことを仕事にするのは避けたほうが良い、と考えていました。それは好きなことを仕事にしてしまうと、いつかそれがうまくいかなくなったときに、好きだったことが嫌いになってしまうのではないかと考えていたから。でもその背景には、仕事は苦しいもの、苦労するもの、という自己概念が隠れていたのだと思います。


昔から『好きこそものの上手なれ』といいますが、好きなことに取り組む時、私たちの集中力、学習意欲、問題解決意欲は格段に高まるそうです。


仕事に関するエキサイティングなエピソード満載の本書。

働き方のみならず、人生に活力が欲しい時にものオススメの1冊、上司がイタリア人ではない方も是非にニコニコ