自分は大学生の時に読み初めて、その深海みたいな文章を避けていたところがあります。
ここでハマってしまうと、「深いところ」から帰って来れなくなるんじゃないかな、と思っていました。
と言っても、読んだのはベタな数冊ですが、ただその当時の流行にのっていただけかもしれません。
どの年代でもたびたび小さなブームが起きているような気がしますし、それだけ、
人を惹き付けるものがあるのでしょうか。
寺山修司というのは時代と人柄がセットでイメージが作られているような気もします。
この少女詩集はセンチメンタリズムが強いものになると思います。
「マッチ擦る つかのま海に 霧ふかし 身捨つるほどの 祖国はありや」
良いな、今の時代でも褪せていないな。これはこの詩集の詩ではありませんが。
寺山修司少女詩集/寺山 修司
