日本の10大新宗教 | Everybody Wants to Rule the World

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広告とかについて、チラシの裏につらつらと

日本の人は、生まれたときから既成宗教に属していることが多い。
選んでいないから自分のことを「無宗教」と認識している人も多い。
と先日読んだ「日本の10大新宗教」に書いてあった。

多くの人は、無宗教と言いつつ、神道や仏教の考え方なり様式に左右されている。
結婚式は、かなりファッションに近いのでいろいろだが、
初詣に神社に行く人は多いし、葬式のときにはお経をあげる人は多数派だろう。
その時は宗教的立場をとっているわけで、意識していなくても信仰に近付いている。

私もいわゆる「無宗教」の人間で、宗教に対して思い入れはない。
(自分の葬式はできればやらないでほしいとかあるけど)
宗教団体が、人を殺したり、金を巻き上げたりしたら、それは否定するが、
そんなの当たり前で、宗教とは別のお話。
オウム事件以来、新宗教は常に、カルトの文脈で語られていることが多いなぁとは感じていた。

この本のいいところは、それぞれの宗教の歴史を客観的に記していること。
10に数を絞ったのも、特にその取り上げたもに対して特定の意図があったわけではないことを、
本のなかで述べている。

新宗教は、困窮したときよりも経済が発展する過程のなかの方が信仰を集める傾向があるらしい。
キリスト教だって、イスラム教だって、仏教だって、
社会との関わりのなかで、かたちを変えたり、派生していったりしている。
新宗教もある意味時代を映す鏡。世間の成り立ちをちょっぴり知ることができます。
何か著書内の、話の展開の仕方が上手かった印象。
身近な話題→歴史的背景→学術的見解、10個取り上げる順番もよく考えられているように感じた。


日本の10大新宗教 /島田 裕巳