「星くずたちのささやき」15 | Ash(アシュ)Hのブログ

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「星くずたちのささやき」15

 

 

 

仲良かった子たちは

『噂なんか気にしないでいいよ!』

 

って言ってくれてた。だから安心してた。

 

安心しきってた…

 

ところが

 

ある日のこと

 

放課後に学校から帰ろうとみんなとしゃべりながら、校門を出た辺りで…

 

知らない制服を着た女の子…いや、女の人たち…中には制服じゃない人もいたけれど…囲まれて

 

「どの子なんだろう?私たちのかわいいあの子をふったって子は?」

 

って…いきなり言ってきた…

 

私の友だちで、一人気の強い子がいて

 

「何ですか!?何か用ですか!?」

 

って言ってくれたけれど…

 

「ああ、あなたじゃないのよ。ゴメンね!」

 

って…本当に笑って優しそうに対応して

「じゃあ、行こ!」

 

って…私の手を引っ張ってくれたんだけれど…

 

その人たち…

 

いきなり私の手を引っ張って

 

「あんただけはダメだから!さあ、他の子は…ゴメンね!帰って」

 

なんで、私…あっ!!

 

その人たちの一人が私の写真…持ってる…

 

それを見て、さすがにみんな怖がって、ゆっくりと帰る方向に歩き始めちゃって…

 

あの男の子は…いないけれど、こんな目にあうなんて…ひょっとして、影で動かしてる?

 

「なんであんないい子ふったんだ?」

 

「みんなの前で恥かかせてさ」

 

「そんなあんたいい女なんかい?」

 

いろんな言葉を浴びせられた…

 

と、そこへ

 

 

先生たちがやってきた…

 

彼女たちはいろいろ食い下がったけれど、先生たちが私を守ってくれた。

 

 

そしてこの日ばかりは…さすがに母親が迎えに来てくれた。

 

先生と母親が話している間、私は廊下で一人、泣いてた…

 

「なんでこんなことに…」

 

 

でも…

 

そんなことは

 

序章に過ぎなかった。

 

次の日から

 

仲良かった子たちも

だんだんと離れて行ってしまった。

 

仕方ないと思った。

全然知らない人に

 

ある日突然、自分の写真をもたれたら、誰でも気味悪いだろう。

 

昨日、みんなはそれを目の前で見てしまったから…

 

無視でもなく、イジメでもなかった…

 

ただ、私という存在を…

 

ないものと

 

考えようとしてたんだと思う。

 

自分を守るために…

 

そして、私は

 

勉強など手につくはずもなくて

 

どこの駅で待ち伏せされるかっていう恐怖と闘いながら

 

中学生活を過ごした…。