前回の日記のとおり、今年もまた、ラ・フォル・ジュルネ 丸の内エリアコンサートに行ってきました。
今回は3つのコンサートを鑑賞しましたが、どのコンサートも素晴らしいコンサートばかりで、たくさんのお客様と癒しと安らぎのひと時を共有してきました。
今回特に注目したのは、矢島愛子さんのオール・ショパンのプログラム。
ご自身では、「自宅ではショパンを練習しているが、人前ではあまり演奏したことがない」とお話しになっておりましたが、ましては「オール・ショパンのプログラムは初めて」だそうです。
そういえば、矢島さんの演奏でショパンの曲の入ったプログラムを聴いたのは、前回のコンサートが2回目でしょうか?
ショパン大好きな私にとって、オール・ショパンのプログラムはまたとないチャンスでした。
今回のプログラムは、
前奏曲Op.45 嬰ハ短調、変イ長調
ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調
子守歌 変ニ長調 Op.57
幻想曲 へ短調 Op.49
というプログラムで、30分という短い時間ながら、文章構成でいわゆる「起・承・転・結」のような構成の、メリハリのある見事なプログラムでした。
また、曲の合間合間に矢島さんの曲の説明がありましたが、それぞれの曲の特徴や印象が落ち着いた口調で的確に表現され、聴き手の興味を引き出すとともに、聴き手の集中力を高める効果を感じました。
特に、子守歌では、「海の中に引き込まれそうになる曲」と印象を語っていましたが、その言葉の通り、あまりの心地良さから曲の途中から意識が遠のき、慌てて正気に返るという魔法にでもかかったような経験をいたしました。(注・眠くなった訳ではありません)
そして、矢島さんの演奏中の表情の豊かさは、自身の集中力を高めつつ、表現力を2倍にも3倍にも膨らませ、その見事なほどの技術力をもって最高のショパンに仕上げておりました。
最後に客席からは、「ブラボー」の声が上がるほど興奮に包まれていました。
終演後、いつものようにご挨拶させていただきましたが、実はこの日2回目の挨拶でした。
(偶然、リハーサルに入る矢島さんとすれ違い、挨拶させていただいていました。)
矢島さんは、今後もたくさんのコンサートの予定が入っており、なかでも6月10日には、「ティアラこうとう」において、ブラームスのピアノ四重奏曲を演奏するとのことでした。
たまたま近くに、その演奏会にご出演されるチェロ奏者の方がおられ、幸運にもチケットを購入することができましたが、矢島さん曰く、
「ブラームスは、家でも一度も練習したことがありません。」
「えっ!?」
と驚きましたが、頑張り屋な矢島さんなら、きっと素晴らしいブラームスを聴かせてくれるでしょうね。
ブラームスはショパンとともに私の大好きな作曲家なので、とても楽しみです。