なんとなく、ゆるやかに、ぬるい温度で生きてきたと思う。
わたしは、”挫折”をしたことがない。
別にそれで卑屈になることも、驕る気も無いけれど。
ただ、ふと、なぜ挫折をせずに生きてきたのかを考えた時、少しだけ虚しくなってしまったので書き残しておく。
そもそも、何か(物や人、成果など)が手に入らなかったっ時、
「あんなに頑張ったのに」「あんなに心を尽くしたのに」という思考にならないのだ。
そういう時は、「自分の努力が足りなかった」「自分には到底手の届かないものだ」「他にふさわしい場所があるのだろう」と思うように”なっている”。いつからかは分からないが。
小学三年の頃、テストで80点を取ってしまって、「すごいね。でももう少し頑張れたね」と言われた時からのような気もするし、小学五年の頃、したくなかった転校をさせられた時からのような気もするし、もっと昔からのような気もする。
とにかくわたしは、いつのまにか「自分の力不足だったと思うことでダメージを軽減できる」ことに気がついた。
最初から全力でなければ、それが上手くいかなくても仕方ない。
だから、全力を出さなければいい。
「がんばれない」「思い入れすぎない」のは悪い癖だと思う。
この先、挫折を味わうことはあるだろうか。
もしそうなったら、わたしは何を思うだろうか。