いちばん強く残っている記憶は、

小5か小6あたりのころ、ひとりで留守番をしていた日に、ものすごく大きな雷が鳴っていた時。

それまで一度も怖いと思っていなかった雷を、その日を境に怖く感じるようになった。

(恐らくだけれど、この時に「さみしい」と「怖い」という感情がリンクしたのだと思う)

 

多分、”ひとりで居る時”に「さみしい」を感じたのはこの時が最後だったと思う。

 

恋人に「会いたい」と思うのは、わたしの中で「さみしい」とは少し違う感情に含まれる。

その根っこにあるのは、「不安」や「不満」だから。

 

わたしがさみしいと思うのは、寧ろ誰かと居る時の空虚感や疎外感に対してで、ひとりで居る時の「さみしい」は少し色の違うものだと思っている。