映画「馬鹿まるだし」

ハナ肇さんの
三枚目っぷりが楽しい愛すべき喜劇作品

【馬鹿まるだし】


（1964年公開）

監督は人情映画の巨匠、
山田洋次さん



ハナ肇さんが演じる主人公の安五郎という男は、
威勢がよく お人好しで、
頭の思考回路は超単純。

この映画は、そんな男が巻き起こす まさにタイトルどおりのドタバタ劇なんですが

劇中、
単なる風来坊の安五郎が
ある出来事をキッカケに 町の親分（任侠スジの親分）にさせられてしまい、

さすがの安五郎も そんな状況に最初は困惑しますが、
町の人達から「親分♪親分♪」とはやし立てられると

本人も結構まんざらでもない様子で

段々その気になっていき、

終いには すっかり任侠人になりきってしまうところなんかは

とっても笑えます。


そして
そんな笑いの中にも 安五郎が
片想いの未亡人に対して見せる どこまでも真っ直ぐな男の純情心は、
笑いを通り越して 思わずホロリとさせられそうになったりもします。



それにしても
主演のハナ肇さん、
この映画のような 豪快できっぷのいい男を演じたりすると、
気持ちいいくらいピタッとよくハマります(^^)

志村けんさんの面白コントキャラ

ドリフ大爆笑～５本目！

志村けんさんの
【ひん死の芸者】です

このコントは
志村さん扮する 今にも死んでしまいそうな病弱芸者のキャラが
とにかく強烈です(^^)


「今日が最後のお座敷になるかもしれません…」
と悲壮感いっぱいのセリフを吐いて
お客のいかりやさんを散々振りまわし…




最後の方では
ひん死状態の芸者というよりも
化けて出てきた幽霊みたいになっちゃうのが、とっても面白いです。

ドリフ…長さんとブーさん

〈ドリフ大爆笑～４本目！〉

【雷様】～


このコント
というかこのコーナー、

ドカーンってくる笑いはないけども、
なんとも言えない独特の味わいがありました。


特に
普段はのんびりとしたイメージのブーさんが、
なにかと反抗的な態度で いかりやさんに絡む様は、
どこか微笑ましくて
クスッと笑ってしまいます。



一方、
そんなブーさんに対する いかりやさんは

「お前と こんなことヤりたくないよ！」
とか
「このコーナー、つまんないよ！」
てなコトを 毎度のように言っていましたが…


実はこの雷様を発案したのは、
当の本人の いかりやさんだったそうです(^_^)