いじらしいセリフ
映画【道】(1954年、イタリア)
貧しい境遇で少しだけ知的障害のある女・ジェルソミーナが、
荒っぽい性格の旅芸人の男・ザンパノに買われて一緒に旅をする物語…

この映画は、以前に書いた記事「ステキなセリフ」というタイトルのところでも紹介したことがあるんですが、
他にも印象的なセリフがあるので書いておきます。
劇中、
自立して生きていくことができないジェルソミーナは
ザンパノの荒れくれた生活ぶりに
うんざりしながら旅を続けていきますが、
心のやさしいジェルソミーナは
物語後半の方になると、
粗暴な性格ゆえ、誰にも相手にされない哀れなザンパノのそばに居てやることで、
自分の存在意義みたいなものを
なんとなく見つけ一緒に暮らしていくことを考えます。
その時のセリフがとってもいじらしい…
『ねえザンパノ、少しは私を好き?』



