最近の、ぼくの、眠り薬
「
ねこになりたい
君のうでのなか
さみしい夜が終わるまでここにいたいよ
ねこになりたい
言葉は儚い
消えないように傷つけてあげるよ
」
すごい呪文だ。
にゃん。
毎日の日記もままらないぼくは、
やっぱり、いつも、足元がたよりないらしい。
色が重なって重なって消えていった。
いろんな色が、ぱたぱたと音をたてて、たおれてかさなっていって
わたしは、その真ん中にいるのに、他人事かのようにそれらを見てた。
目で見るもの、話すもの、くちに含むもの、
全て全てを「じぶんのこと」だと考える前に、
あっ、という間に何もかもが終わってしまって
わたしはそれをじぶんのこととして考えることも許されなかったんだよ。
だから、寂しくないんだ。
わたしの芯の部分は、ぼんやりしていたから
人に話して、自分の中で濾過することもしなかったから
手でにぎりしめて、かたちを確かめる前に、
するりとぼくの指から流れ落ちていったから。
まるで、もやのかかった白昼夢の中でうろうろしていたような日々で、
手に出来るはっきりした「ここ」を握り締めることができた今、少しだけ、ほっとしている。
あああ。
英語を頑張ってみようと思う。
いっぱい笑おうと思う。
デジカメを買おうと思う。
あいっぽっどを買おうと思う。
おっきなくったりしたかばんを買おうと思う。
下ネタに磨きをかけようと思う。
負けないでいようと思う。