今日は、『自転車のこぎ方と走り方の関係』についての持論です。
10月・11月の陸上教室レッスンで、
『走るときに常につま先を上に上げる(背屈の状態)』
ことを意識するレッスンを行いました。
地面の反発をしっかりともらえるように接地するため
前のめり走りを修正するため
つま先でブレーキをかけながら接地するような走り方を母指球あたりでの接地に修正するため
接地時に下がったつま先を再び上げるという無駄な動きをなくすためため
・・・などなど、つま先を上げておくことは速く走るためには重要な動きになります。
この動きの重要さは、自分自身が高校生で現役の選手としてトレーニングしていたころから、
変わらず言われてきていて、私も常に指導された大事な動きです。
では、これが自転車のこぎ方とどのように関わってくるのか。
私の職業病なのか、人の動作を観察してしまう癖があるのですが、
無意識に人の自転車の漕ぎ方も見てしまうんです。すると、
つま先を一回一回底屈しながら漕いでいる方
かかとをペダルにかけて漕いでいる方
サドルに骨盤を立てて座っていない方(私もたまにあります・・・)
『あ、これ速く走るための動きの逆だな。』
と感じることがあります。
何も意識せずに乗っている自転車、されど自転車。
一定の時間、繰り返し行う動作である自転車漕ぎ。
その漕ぎ方は、姿勢や足首の動きに良くも悪くも癖づいてしまうことが
十分にあるんじゃないかなと感じています。
日常的に自転車に乗るなら、せっかくなら、
①骨盤を立ててサドルに乗り
②母指球あたりをペダルにかけ
③つま先を常に背屈する意識でこぐ
そうすることで、走るときにも体がつま先を上げる動きを無意識にできるようになるんじゃないかな…
速く走れるようになりたいなら、自転車を漕ぐときも意識するといいんじゃないかな…
そうやって、ついつい人の自転車の漕ぎ方を見てしまうという話でした(><;)