変わりたい、変わりたいといいながら変わらないのは、変わらないことを選択しているから。

こんにちは。hicoです。

当ブログにお越しいただきありがとうございます(*^^*)


さて、冒頭の言葉、皆さんご存じですか?
これは、今は放映中のテレビドラマ「嫌われる勇気」にて主人公の蘭子が言った言葉です。






自分を変えたいと思いながら変えられないと話す女性へバッサリ放った言葉。(蘭子さん、かなりあっさりしていて個人的にとても好きです)

ドラマを見ている方も、見ていないなくても、この言葉を聞いてはっとする方は多いのではないのでしょうか?


私は、かなりどきっとしました。



今の仕事は好きだけど、
勤めて大分経つし、そろそろ新しい環境にチャレンジしたい!
お給料も上げたい!
ついでに生活スタイルも変えたい!
と言いながら転職に踏み切れないまま2、3年が経過している私…


新年や、誕生日に書く一年の豊富は、
もう○年も一緒…


変わりたいのに、変わらない日々。
そんな自分を責め、落ち込むスパイラル…

そんなことを繰り返しているので、
蘭子さんの言葉は私にかなり刺さりました。

蘭子さんのこの衝撃的な言葉は、
彼女のオリジナルではなく、
アドラー心理学の目的論を話しています。

アドラー心理学と言えば、ベストセラーの『嫌われる勇気』が有名ですね!

今回のドラマも、この本を元に制作されています。





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それにしても、変わりたいと心から思っているのに、変わらない選択をしているって、どういうこと…?


それは、変わることによって起こり得る新しい出来事や環境の変化より、
慣れ親しんだ今の状況の方が心地がいいため、今のままという選択を無意識にしてしまっている=変わらない選択をしているためなのだそうです。


ここでのポイントが、

アドラー心理学は『未来の心理学(目的論)』であって、『過去の心理学(原因論)』ではないということ。


分かりやすい例で説明すると、


不登校の子供が本当は学校にいきたいけど、過去のいじめの経験のために学校へいけない。
というのは『過去の心理学』。


アドラー心理学の解釈では、
学校へ行きたいと思っているものの、
実際に登校したら何が起こるかわからない不安=学校へ行きたくない気持ち(目的)のために、
過去のいじめの経験を理由として不登校になっている。

つまり、

学校へ行きたくないという目的のためにいじめという過去の出来事を引き出している
ということです。


私の場合、
毎年言っている、英語の勉強を定期的にする!が、できていないのは、
仕事やプロボノ活動が忙しくてできないのではなく、

本当はやろうと思ってないorやりたくないだけなのに、
日々の忙しさを理由にしている

ということです。

だって、いじめにあった人が100%、全員不登校になっているわけではない。

仕事やその他活動で忙しい人全員が英語の勉強ができてないなんてことは、全くない。


変わる(できる)、変わらない(できない)はその人の過去とか、現在の環境は関係なく、本人の意志(目的)の違いということです。


ちなみに、アドラー心理学では、トラウマはないとバッサリ言ってます。
理由は上に書いたことと一緒です、
過去同じ経験をした人の行動、思考が現在(もしくは未来で)全く同じになるとは限らないからです。


私はこれを知ったとき、アドラーさん、結構厳しいと思ってしまいました…(^^;


と同時に、ちょっと振り切れました。
できない自分を責めてウジウジするのではなく、
本当に変わりたかったら変わる!
変わりたくなかったら変わらない!
私の本当の気持ちはどっち??

と、改めて自分と向き合うきっかけになりました。

そして、実はちょっと動き始めました(*^^*)詳細はおいおい…



変わりたいけど変われないと思っている方、意外に沢山いると思うので、
少しでも皆さんの気付きのきっかけになれたら幸いです


hico