今週は、秋の学会週間で
横浜パシフィコにて日本臨床麻酔学会
有楽町国際フォーラムにて日本救急学会
ともに大きな全国大会です。
つい先日、同じ場所で、地方会があったばかりです。
麻酔科学会も大所帯になり、会場が横浜、神戸、福岡のほぼ持ち回りです。
まあ、家から近いので便利ですが、学会という感じがあんまりしません。
今回は、術前管理のセッションの座長を担当しました。
もちろん、内容はERASで
飲料による術前ストレス軽減が共通したテーマでした。
6演題ありまして、演者の先生は、ほぼ私は初対面ではありませんでした。
全国でERASを行っているcollegue ですね。
そもそもが、私がまいた種、POORT&ERAS
ここまで拡がり、研究も進み、感無量の時間でした。
夜は、このセッションの参加者で集まり、私のお勧めのイタリアンへ
横浜野菜のグリル
メインはお好きな魚をお好きな料理で召し上がれます。
今回は、ほうぼうのシンプル焼き＆イサキの香草焼き
京都から、沖縄からこられた先生方も皆さん、満足で帰られました。
後半は、救急学会です。
今回は、熱中症にしぼりました。
三宅先生と久々にお話しできたのが収穫でした。
興味深いネタが目白押しで
マウスを使った実験で、熱中症の神経後遺症をテーマにしたもの
サイトカインが上昇するパターンが、熱中症の直後は血中
一週間後は脳内のサイトカインが上昇していました。
このデータは、今後、参考になりそうです。
沖縄の熱中症研究では、WBGTと熱中症の発生率は沖縄でも相関する
八戸の熱中症研究では、急に気温が上昇した時の発生率が高い
そして、屋外での発生率が高い、これは冷涼地域での特徴ですね。
やはり、三宅先生のビッグデータの活用が、いちばんインパクトありました。
熱中症はカラダがなれれば減少するかとおもいきや、そんなことはないこと。
何よりも、熱中症の重症患者数は啓発運動により確実に減っていること。
これは、私たち、かくれ脱水委員会には励みになりました。
啓発活動も有効だと言うことが示されました。
最後に、今日のワンポイントORT講座は
ポルトガルからのメールを紹介します。
私の論文を複数読んでいただいた、ポルトガルの面識のない先生からの問い合わせです。
POORTもwildwideになりましたね。
Good aftenoon Dr. Taniguchi.
My name is Sofia Müller and I'm an anesthesiologist from Portugal. I've read some of your articles about preoperative fasting and I have some questions to you if you can gently answer.
We are reviewing your protocol about fasting before surgery and i'm trying to bring to our hospital the oral rehydration solution the improve our morbidity. But I found a little difficult to understand what kind of fluids can we use. The European guidelines are not very explicit. Do you prepare on you hospital pharmacy or do you have some industry fluid that you use? Can you please tell me what contains? And do you have a limit of volume that a patient can drink 2h before surgery (200ml or 800ml)?