HSS型HSPの方にとって、昼寝や睡眠は
ただの休息ではなく心と神経を「整える
ための再起動」のような大切なセルフケ
アです
昼寝・睡眠がHSS型HSPにとって大切な
理由ーー
1. 刺激のあとに訪れる静けさ
HSS型HSPは、好奇心や外向性によって
刺激を求める一方で、繊細な神経がすぐ
に疲れてしまいます。
昼寝や睡眠は、その“揺れ”をやさしく整
えてくれる時間。まるで、波立った水面
が静かに澄んでいくような感覚です。
2. 感覚のリセット
光や音、人との関わりなど、日常の中で
受け取る情報量が多すぎるとHSPの神経
は過敏になりがち。短い昼寝でも、感覚
がリセットされ世界との距離感がちょう
どよく整います。
3. 自分の中心に戻る時間
昼寝のあと、ふと目覚めたときに感じる
「静けさ」や「安心感」は、HSS型HSP
にとってとても貴重。
それは、外の世界から一度離れて、自分
の内側に戻ってくるような時間です。
眠りの導入におすすめなのが↓です
~ボディスキャン瞑想~
ボディスキャン瞑想は、身体の各部位に
意識を向けながら、ひとつひとつ丁寧に
「感じる」ことを通して、心と身体を整
える瞑想法です。自分自身に「おつかれ
さま」と声をかけるような、静かなセル
フケアの時間です。
🕊️基本の流れ
1. 静かな場所で横になる
ベッドや布団、ヨガマットなど、安心で
きる場所で仰向けになります。目を閉じ
て、深呼吸を数回。
2. 呼吸に意識を向ける
吸って、吐いて——そのリズムを感じな
がら、今ここにいる自分をそっと受け止
めます。
3. 頭から足先まで、順番に意識を向ける
たとえば:
• 頭皮 → 額 → 目 → 頬 → 口 → 首 → 肩
→ 腕 → 手 → 胸 → 背中 → お腹 → 腰 →
太もも → ひざ → ふくらはぎ → 足先
4. 痛みや緊張も否定せず、ただ感じる
「ここが少し重いな」「温かいな」「何も
感じないな」——どんな感覚も、そのま
ま受け止めて大丈夫です。評価せずただ
「あるもの」として感じます。
5. 全身を感じ終えたら、呼吸に戻る
身体全体がひとつにつながっている感覚
を味わいながら、ゆっくりと呼吸を続け
ます。そのまま眠りに入っても、静かに
目を開けてもかまいません
ボディスキャンは、HSS型HSPのように
感受性が豊かな人にとって、心身の境界
線を整える大切な時間です。
日中に受け取った刺激や感情のざわめき
を、やさしくほどき、静けさの中に戻し
てくれます。それは、まるで「わたしは
ここにいる」と身体が語りかけてくれる
ような感覚。
外の世界との距離がちょうどよくなり、
安心感が広がっていきます。眠りの前に
行えば、自然な導入となり、深い休息へ
と導かれることもあります。
