昨日も、空気が重たく感じるほどの猛暑
でした。外に出るだけで、肌に熱がまと
わりつくようで、身体も心も少し疲れて
しまいそうな一日。
しかし、そんな中、わたしはふたりのシ
スターに会いに出かけました。
ひとりは、いつもやさしく微笑みながら
話を聴いてくださるシスター。そのまな
ざしは、暑さの中でも涼やかで、わたし
の言葉の奥にある感情まで、そっとすく
い上げてくれるようでした。
もうひとりは、修道会の立場ある方。静
かな威厳と深いまなざしを持つ方で、わ
たしはちょっとオロオロしてしまいまし
た、とても美しい方でした。
昨日は聖書の学びもしました。
「ブヨはよけてもラクダは飲み込む」
――マタイ23章24節の言葉です。
この箇所は、イエスがパリサイ人や律法
学者たちの「偽善」を指摘する場面で登
場します。彼らは律法の細かい規定(た
とえば食べ物に混じった虫を取り除くこ
と)には厳格なのに、
もっと大切なこと――「正義」「憐れみ」
「誠実」など――には目を向けていない。
のです。
• ブヨ(小さな虫)をよける
→細かい規則や儀式的清めにこだわる事
• ラクダ(大きな動物)を飲み込む
→重大な罪や不正を見過ごしていること
つまり、「小さなことには神経質なくらい気
をつけるのに、大きな問題には鈍感である」
という姿勢への痛烈な批判です。
私自身を振り返ると・・・
わたしは些細なことは気にして何とか取り
除こうとしますが、大きなこと(心の中の
誠実さ、正直さに反するようなこと)はそ
のまま飲み込んでしまう恐ろしさがありま
す。
このことを戒めていただきました。
新しい一方を踏み出そうと思います。
聖書はいつも示唆に充ちています![]()
