人混みや強い刺激が苦手なのに、どこかで
新しいものを求めてしまう──
そんな自分の感覚に、長い間戸惑ってきました。
そのアンバランスさに、疲れてしまうこともあ
ります。
そんなわたしにとって、ミサ参列は特別な時間
です。ご聖櫃の主の前にひとり座る。静けさの
中に身を置くことで、心のざわめきが少しずつ
ほどけていく。
香の漂い、聖歌の響き、祈りの沈黙──
そのすべてが、わたしの感覚をやさしく包み、
整えてくれるのです。ミサの空間には、言葉に
ならない癒しがあります。周囲に人はいますが
誰かと比べる必要もなく、何かを証明する必要
もない。
ただ、そこにいるだけで、主のまなざしに包ま
れるのです。わたしにとって、深い呼吸を取り
戻すような時間です。
ときには、涙が静かにこぼれることもあります。
それは悲しみではなく、心がほどけていく瞬間。
主の愛に触れたとき、わたしの繊細さも弱さも、
そのままで受け入れられていると感じるのです。
この気質を持つ方にとって、ミサ参列は
「祈り」だけでなく「感覚の調律」でもあるの
かもしれません。静かな空間で、自分の内側と
向き合い、主の愛に包まれる時間──それは、
わたしにとって大切な癒しのひとときです。
