くま姉妹の認知症介護日記 -3ページ目

くま姉妹の認知症介護日記

若年性認知症の母の介護記録~自宅介護&遠距離介護~

@妹

 

術後8日、転院を機に、今まで経験したことのない不穏に見まわれました。

 

夕方にかけて急にスイッチが入ったように周囲に攻撃的になり、半狂乱で暴れる。

落ち着かせようと近づくと殴りかかってきて、その手を抑えようと止めれば今度は噛みつくえーん

 

転院日は検査に次ぐ検査で、知らない人に囲まれる機会が多かったせいか大変だったらしく、付き添っていた姉から夜泣きながら電話がありました。

一時間近く泣き通し。

大変な時に一人にしてしまった事に本当に申し訳なくなりました。

 

今までの母は、どうにもならなくなって口撃することはあっても暴力が出ることはありませんでした。

正直殴りかかっている母の姿は想像がつかなかったのですが、大抵のことは笑い話にかえてくれる気丈な姉があれだけ泣くのはよほどの事だろうと思います。

 

身体拘束をしない病院なので、ベッドは床につくタイプで転倒の危険は低いものの、昨日のように暴れてしまうと大変です。

昼間は姉も仕事の為、今どうしているのか気が気でないえーん

 

お薬で落ち着かせるのもやむを得ないむしろお願いしますと私達の意見は一致しており、翌日姉からのLINEでは「お薬効果なのか今のところ落ち着いてる。というか朦朧としてます」とのこと。

写真は弱々しいながらも笑顔。

ほっと一安心と思いきや、夜はまた大暴れだったそうです

 

その日の夜帰省してみると、姉の腕には噛まれた跡がくっきり滝汗

前日同様かなり大変ではあったようですが、リハビリ担当のPTさんが一緒に頑張ってくれたらしく精神的には落ち着いていました。

夜勤の看護士さんも笑顔の優しい手際の良い人で、比較的早く就寝したようです。

 

姉「噛まれたけど上の入れ歯ちょうど外しててよかったよー(笑)」とのこと。

あぁ、いつものお姉ちゃんだ笑い泣き

 

介護は、傍に味方がいるかが肝だと思います。

介護者の気持ちに余裕が生まれると被介護者も落ち着き良い循環が生まれます。逆もしかり。

介護者は常に冷静に笑顔で受容。

分かっちゃいるけど無理な状況もある。

そんな時に交代したり、一緒に親身になって立ち向かってくれる人がいると本当に救われるのです。

 

看護師さん、PTさん、本当に本当にありがとうございましたm(_ _)m