１．トレンドフォロー戦略
２．トレンド逆張り戦略
３．トレンドブレーク戦略
４．レンジ戦略
５．レンジブレーク戦略
トレンドフォロー戦略の大筋は解説しましたので、次のトレンド逆張り戦略についてお話します。
下図は、トレンドフォロー戦略の時に用いた図ですが、トレンド逆張りはトレンド相場において、そのトレンドラインの方向とは逆の方向にトレードする戦略です。
図中の黒実線がトレンドラインで、青点線が下値支持線です。
トレンドラインも下値支持線そのものですが、ここでは、1時間足の大きな流れを示す下値支持線のことをトレンドラインと言い、それより角度の大きな下値支持線はそのまま下値支持線と呼んで区別することにします。
プライスが下値支持線を突破して下降し始めた点が、青○であり、Sellエントリー候補のポイントとなります。
相場では必ず、上昇があれば下降があります。
だから、上昇トレンドであっても、下値支持線を突破して下降モードに入ったならば、Sellエントリーを狙うのがよいと思います。
相場解説では、一般に、上昇トレンドではBuyチャンスのみを狙うのが安全でよい、という意見を聞きますが、私は上昇トレンドであっても、「下降モードに入れば」、積極的にSellチャンスを狙うべきだと考えています。
そうしないと、トレードチャンスが半分に減ってしまうからです。
注意点として、上昇トレンドでSellエントリーをした場合、プライスが再度上昇し始めたら、すぐにエクシットして、損失を出さないようにする必要があります。トレンドの流れに乗って、プライスがグンと上昇する可能性があるからです。下降トレンドでBuyエントリーをする場合も同様です。
この点さえ注意すれば、トレンド逆張り戦略もしっかりと利益をもたらしてくれる有効なトレード戦略です。