新宿 小田急ホテルセンチュリーサザンタワーの朝食です。第58回朝活・ホテル朝食会より。
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セミナー講師業の方が参加される場合、おそらくこんな感じです。
「集客に自信がある。圧倒的な実績をアピールしにきた」
「集客に自信がない。実績がないので人脈を作りたい」
繰り返し申し上げますがこの朝食会では「名刺・自己紹介なし」が原則です。
「実績をアピール」という方にとっては → (名刺に書いてある実績が十分にアピールできないので)歯がゆい一面があります。
「実績のないので人脈作り」という方にとっては → (名刺がもらえないので)人脈が出来たという実感がないという一面があります。
では何を伝えれば良いのかといいますと、
目の前にある朝食の話をひたすら話されて下さい。あまり「背伸び」はされない方が賢明です。
・この料理はおいしそう
・このホテルは雰囲気が良い
・このホテルはサービスが良い
・こういった場所には初めて訪れた
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こんな感じの会話で十分です。
なぜそうなのかといいますと、
「参加者はあまり多くのことを覚えていない」
からです。
「人脈を作りたい」「自分のビジネスをアピールしたい」という方が中にはいらっしゃいます。
「有益な情報を与えたい」「当たり障りのない会話では意味がないのでは?」と思われる方もいらっしゃいます。
いずれにせよ一生懸命伝えたい、という気持ちは理解できます。
「私が所属する○○塾では成功者を目指す素晴らしい仲間と共に定期的に勉強会を開いております。次回のゲストは○○で有名な××先生です。本来は受講料が3万円のところ、現在特別価格2万円で提供です。先生の個別コンサルは1時間20万円が相場ですからこれはハッキリ言って一生に一度の大チャンスかもしれませんよ?」
・・・これはいくつかの突っ込みどころがあります。
「なんか胡散臭いな」というのはその人の判断に任せるとして・・・一番の問題は「説明が長すぎる」「印象に残りにくい」ということです。
ご本人にしてみれば、
「有名講師のセミナーが3万円のところ2万円で受講できます。内容は個別コンサル20万円の内容とほぼ同じです」
と極めて分かりやすく説明したつもりかもしれません。
例えば貸会議室等で「セミナー講師の見本市」「ビジネス書の品評会」のようなものならそれでもよいかもしれません。
しかし場所は「ホテルの朝食」です。
多くの人が目の前の料理やホテルの雰囲気を目や耳、口・・・全身で味わっている。
その中で「他人が宣伝したセミナー情報」はどれだけ相手に伝わるでしょうか?
相手の状況に合わせた話題の提供が求められます。
・相手は料理を目で追っている
・相手は料理を口で味わっている
・相手は高価な食器を手で感じ取っている
・相手は一流のサービスを全身で味わっている
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「○○先生を囲む会」「○○勉強会」といったように、予めテーマが設定されているんであれば事情は変わってくるかもしれません。
しかし「ホテル朝食会」となりますと・・・このような状況でその人が一番印象に残るのは「セミナーの受講料」ではありません。
・相手は料理を目で追っている → メニューの名前を伝えることで料理が印象に残る
・相手は料理を口で味わっている → 「しょっぱい」「苦い」と味覚をつたえることで味が印象に残る
・相手は高価な食器を手で感じ取っている → 食器のブランド名を伝えることで食器が印象にのこる
・相手は一流のサービスを全身で味わっている → サービスのやり方を伝えることでそのホテルの取り組みが印象に残る
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相手が体験している内容をより強烈に印象付ける・・・こちらの内容がよっぽど印象に残ります。つまり「相手が望んでいる情報を提供する」ということです。
「でもそんなことばっかり伝えてて、いつ自分自身をアピールできるんですか?」
そう思われるかもしれません。
実は上記のような会話をされているとその人の人となりが自然とわかってきます。
例えば、このような場所に初めて訪れたとおっしゃっているにもかかわらず、ホテルのサービスというものにものすごく詳しい方・・・どのような方でしょうか?
従業員のとっさの対応を細かく見逃さずにチェックし、「ココはサービスがいいですね」とさりげなく言う・・・やはり「只者ではない」という印象が残ります。
こういった「さりげない一言」でその人に興味が湧いてくるわけです。
「サービス業の方ですか?」といった感じで会話が始まります。
するとその人は「いえ、マナー講師をやっておりまして」といった感じでその人のビジネスモデルがわかったりするわけです。
いわゆる「講師業」の方は経歴が非常に重要です。
名刺に「講演は年間100件以上」「著書〇冊」といった内容を書かれておりますと、それだけで一目置かれてしまう。
あとはその肩書を背景に「独演会」・・・ワンサイドゲームです。
一方、そういった肩書のない。とりわけ駆け出しの方は如何に優れた方でもその能力を伝える方法が限られてしまう。
「前職でトップセールス」のような肩書があればそれでもよいかもしれません。しかしそういったものがないと文字通り「もったいない」状態になってしまう。
しかし前述のような「とっさの一言」が伝えられる方は経歴に関係なく興味を持って話を伺いたいと思わせる方です。
その後、実績のある名刺を拝見すれば「なるほど!」と納得する。
仮に実績がなければ他のいくつか質問をしたりするわけです。そして「やはりプロ!」と納得する。
「どんな状況で、何を伝えれば自分に興味を持ってもらえるか?」
何気ない一言を常日頃から考える努力、そして工夫が必要です。自分自身への自戒も込めて。