特徴のない、あるいは悪い場所にも訪れる価値は大いにある | 「名刺・自己紹介なし」で初対面の相手と3時間話す交流会の主催者が教える「無口でも孤立しない」コミュニケーション術

「名刺・自己紹介なし」で初対面の相手と3時間話す交流会の主催者が教える「無口でも孤立しない」コミュニケーション術

訪れたホテルの朝食150軒以上。「名刺・自己紹介なし」で開催した交流会90回以上。「話すのが苦手」「実績も肩書もない」人でも大丈夫。「話しかけられる仕組み」を作る方法を教えます。

新宿 朝活 東京

 写真は西新宿 ヒルトン東京・マーブルラウンジの朝食です。第69回朝食会より。

 スライドショーはコチラ*webページにジャンプします。


 ホテル、それも高級ホテルと呼ばれる場所の朝食はどこも個性派揃いです。

・あのホテルの朝食はココがよい
・あのホテルの朝食の○○はぜひお勧め。
・ぜひあのホテルには一度行くべき。
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 思わずお勧めしてくなるような特徴が一つや二つ、必ずあります。


 しかし値段が下がるにつれて、

・これといった特徴がない
・わざわざ足運ぶようなところか?


 さらに下がってくると、

・もっと安いところもあるけど
・余計なことしなくていいから(=割高だ)
・あそこだけには行きたくない
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 つまり否定的な意見が出てきたりします。

 
 ある意味これは仕方のないことかもしれません。

 予算が限られていることもあれば、立地条件の都合もある。その他様々な(主に悪い)条件が重なる・・・


 いわゆる「高くて良い場所」の感覚に全てを合わせると悪いものばかりに目が行きます。

 しかしそうでない場所、例えば、

・安くて悪い場所
・高くも安くもない、良くも悪くもない場所
・安くて良い場所
・高くて悪い場所
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 そういった場所を敢えて訪れてみることで高級ホテル、いわゆる「高くて良い場所」の価値がよい一層理解できたりすることがあります。


 例えばちょっと声を掛けたのに従業員に無視されたとします。

 なので「○○ホテル(高級ホテル)の接客態度が悪い」と思ったら、実は安いホテルに行ったらそもそも従業員が不在だった・・・

 こういった事情がわかると実はそのホテルのサービスのレベルが想像以上に高かったことがわかったりします。


 その一方で、「何でも至れり尽くせり」ができない場所、即ち高級ホテルでない場所を訪れてみる。

 すると「限られた予算でクオリティを維持すること」の困難さ、そしてそれを実現している場所を実際に発見すると、その素晴らしさを目の当たりにすることになります。



 更に再び高級ホテルを訪れてみる。

 「何でも至れり尽くせり」が出来てしまうことのありがたみを再び噛み締めることになります。


 誰でも「少しでも良い場所に訪れたい、そしてその場所を人に伝えたい」という気持ちはあるかもしれません。

 良い場所を訪れ、そしてそれを人に伝え、感謝される。あんまり宗教じみたことは言いたくないですが伝えた自分もうれしくなるものです。

 
 でもそのためには・・・誰もが知っている場所をみんなと一緒に訪れるだけでなく。

 「わざわざその場所に行くべきなのか?」という場所に敢えて訪れる必要も敢えて必要と考えております。

 そして単純な批判だけには終わらない。


 悪いものを「悪い」と見てオシマイなのではなく、良いものを見るために敢えて「悪い」ものを見る。

 悪いものを見るために敢えて「良い」ものを見る。

 
 むろん「高級感」とは別の良いものが見えてくることもあります。

 それがまた、いつもの朝食会で活かされてくることもあります。