前略
8月10日開催分の告知です。
毎回定型の募集文を貼り付けてお茶を濁すのも味がないので、たまには筆をとって・・・いや、キーボードをとって、新たな文をしたためてみるのもいいかもしれない、などとおもった朝の目覚めの一筆です。めったにないことなのでお付き合いください。

ーーー

HSP自助会 in KANSAI は、「 HSP(Highly Sensitive Person、感受性の強い人) 」の関西エリアにおける自助会です。

HSPの人同士で交流することで安心感、自己肯定感を得ることが出来得るのではないかという思いから、自助会活動をしています。

会員制ではありませんので、お気軽にご参加いただけます。
ーーー

8月になりました。
暑い、暑いと世間ではさわがれておりますが、大変飽きっぽい性格の私としましては、暑さを感じることにも飽きてしまって、毎度おなじみの夏を過ごしております。
いやはや、真性のHSPであるならば、毎年の夏の暑さにも微妙な変化を感じ取って、趣を味わいながら、「いとをかし」などと声高に語ってまわるくらいの高い感受性をもつほどの気概を示してみせるのかもしれませんが、私は日常のあれこれで手一杯で、夏という一過性の自然現象に対してそこまで興味を示すような境地に至っていないのです。

私としては、この自助会の集まりも一過性の自然現象の繰り返しみたいな感じになってきました。
一週間か二週間に1度のペースで半ば自動的に開催され、会場の鍵を開け閉めするべくかれこれ19回にわたって超ローカル劇団による人形劇の操り人形のように出現し、そんなこんなで会で唯一の皆勤賞を与えられる存在ともなると、会に参加していても毎回似たりよったりな感想しか抱かなくなってきて、あまり好奇心をくすぐるような刺激を感じなくなるのです。

それがいいことなのか、悪いことなのか分かりません。
私にとっても、他の参加者のひとたちにとっても、果たしてどうなのか。

余計な新しい刺激の発生が抑えられている環境というのは、敏感度が高く刺激に疲れやすいHSPにとっては喉から手が出るほど欲しい環境な訳で、それを具現化出来ているということは何とも素晴らしいことではないか、当HSP自助会事務局はなんと誉れ高い存在なのだ、という考えを持つ事もできます。

否、私達の貴重な一日は、有意義に使われることが望ましく、なにか新しい感覚を得られるような会が毎回おこなわれることこそ理想の形なのだ、と考えることも出来ます。

さて、個人的には両方大事だとおもっていて、カレーライスで例えるなら安定感・日常感・安心感はライス、新奇性・発見・収穫はカレー、どっちも大事だけど、どちらか一方しか選べないならライスを選ぶ率のほうが高いかな、といった具合です。


唐突にカレーライスが出てきましたが、どうしてもたべたいカレー屋さんのカレーライスのことが先ほどより頭から離れず、どうにも気になって仕方がないので文字列をアウトプットしてみることにしたのです。モヤモヤ感を消し去ることを試みるついでに、文章の中に無理やりねじ込んだだけなのです。

HSPの人はいろんなところに意味を見出そうとして、たとえばこのようにしてカレーライスという例えが出てきたら、なにか言い得て妙なロジックでもあるのではないかと一瞬頭をひねらせたりすると思うのですが、世の中ミステリー小説のような面白いロジックが練り込まれている文章や発言はそんなに存在しないし、もしそのような文章や発言が世の中に溢れているようならば、人間社会はもっと高度な知的活動の繰り広げられる面白い社会になっていることでしょう。
一般的な人間の言動というのは、あまりロジカルではないものです。
いや、量子のレベルで考えたらロジカルなものなのかもしれませんが、偶然の要素が折り重なって事象が発生しているということは頭の片隅に置いておいて損はないでしょう。
結果から振り返ったときに、偶然都合よく脳細胞が飛び跳ねて、たまたまその時間、タイミングにその結果が生じたに過ぎないのです。
伏線が散らばっているのではないか、とか、自分の人生に影響を与えるような寓話性が秘められているのではないか、とか、発話者の過去の重大な体験がこの発言を生んだのではないか、などと考えてしまうのは、小説や漫画やアニメの影響を受けすぎてしまっている可能性があります。
書き忘れましたが、TVドラマや映画もそうです。

そこで、HSPの自助会に過剰な期待をもって参加していた過去の私に言いたいことがあります。

HSPの自助活動を「まとも」にすることは、ひいては人間そのものを研究することに他なりません。
自分という人間、他者という人間を理解し、自分の意に沿うように操れるようにする、これが究極的な目標になります。

しかし、人間は、非ロジック的な存在であるわけです。
優秀な頭脳を持ってしても、理解が追いつかない存在なわけです。
研究すればしようとするほど、ドツボにはまるような気がしてなりません。

情報を深く処理するHSPは、日常生活上の情報を処理するだけでも精一杯なはずです。
果たして人間について哲学をする余裕はあるのでしょうか。
科学的知識だけでなんとかなるなら、みんなで知識を共有して詰め込め合えばいいのですが、明らかに現代の科学の力はまだ微々たるもので、延々と哲学をしなければならない状況です。

哲学をしたい人はしてもよくて、深く処理するという特性をいかして哲学者になっているHSPの人もいるでしょうし、それは各人自由に生きればいいと思うのです。
しかし、この自助会でみんなで哲学をしようとするのはハードルが高いと感じます。
色んな人の、それぞれの思いや哲学がぶつかりあって、居心地のいい場所にはならないことでしょう。

そんな状態に陥らずに、「自分を助ける」会にしたいと思っています。

仲間がいるって心強いじゃないですか。
まったくいないよりも。


よき仲間をみつけられたら、いくぶん気が楽になるはずです。
それは自分を助けることにほかなりません。

そんな感じでみなさんが仲間をみつけられる場所になったらいいなと願っています。

当会ではよき仲間を募集しています。


※2019年8月現在

HSP自助会 in KANSAIの集まりは今回で19回目になります。
これまであったさまざまな出来事や、すれ違った人々のことが、走馬灯のように思い出されます。
飽きっぽいのによく続いたものだと私自身に驚嘆の意を示しつつ、お付き合いくださった皆様に感謝の意を表する機会をうかがいながら、「また後日にちゃんと挨拶文を書こう」などと未来の私に思いを託すのです。

一刻もはやく感謝の意を表さなければならないのは、8月10日の会に参加するために、わざわざこの駄文を読んでくださった方々に対してです。
画面をスクロールしながら、感謝の意が表されるのはいつになるのか、とヤキモキされた方々、大変おまたせいたしました。


心より感謝申し上げます。
↓のリンクから参加申込みよろしくおねがいします。

https://www.kokuchpro.com/event/489825d2d3e0e27f5de41b5a187eef94/

※同じ文章なので読み飛ばして赤い「申込む」ボタンをクリックしてください。



□■□■□■ 今回は 8月10日土曜日交流会 ■□■□■□
《交流会》
 2019年8月10日(土)
  13:30〜16:00
  場所:大阪市北区民センター
(JR大阪環状線 天満駅、地下鉄堺筋線 扇町駅 下車すぐ)


《 フリートーク等、希望者のみ 》
  16:00~16:45
  場所:大阪市北区センター

※19:40から第31回なにわ淀川花火大会が開催される模様です。
ついでに行ってみてはいかがでしょうか。
※逆に当会参加がついででも大丈夫です。


対象者: HSP当事者のみ
対象年齢: 全年齢(乳幼児除く)
参加費: 原則無料 有志による基金制
内容:
会話カードに基づくトーク、自由交流ほか
(内容は変更になることがあります)