こんにちは🌞
今回は、私が看護師時代のちょっぴりホラーなお話を書いていきます。
苦手な方はスルーしてください😅
それは私が高齢者施設と隣接した病院で働いている時の話し。
入院病棟では、ほぼ8〜9割がご高齢者のいわゆる寝たきりの患者様が入院している病棟。
大部屋と個室合わせて50床の病棟です。
日勤では、朝から検温係、点滴係、おむつ交換係と役割を分けられ勤務がスタートします。
そして、夜勤は、2名の看護師と3名の助手さんで手分けをして50床の病棟をまわります。
夜勤では、まずは夕飯の配膳と介助、経管栄養の管理から始まります。
食事が終わると一斉に、片付けと担当患者の検温を。検温が終わり次第、カルテへの記録、夜間の点滴の準備、諸々の作業を時間に追われながらクリアしていきます。
消灯前に再度見回り。
そして消灯…
いつもと変わらない夜勤の流れ、電気が消えると不安になり大声で叫ぶ患者さんや、徘徊をはじめる方、ナースコールを鬼のように押してしまう方などなど、対応に追われる日もあれば、やけに静かな夜勤の日もあります。
その日は、割と落ち着いた夜勤の日、当日日中には数名の患者様がお亡くなりになったと申し送りで報告をうけていました。
病棟が消灯し、カルテの整理をしていると…
ナースコールが…
誰かな?って、確認すると誰も居ない個室のナースコールが鳴っていたのです😱
あら?!ここの個室って、今日○○さんが亡くなられたお部屋だね。
夜勤担当者と、どうする?と。
私は意外とこう言うの平気なので、
「私、確認してきますね!」ってサラッと答えてお部屋を見に。
ドアを開ける。やっぱり誰も居ない。
お部屋に入る前に手を合わせて🙏
「○○さん、まだベッドに居るのかな?
もう夜ですし、○○さんも、お迎えが来ると思いますから静かに待っててくださいね。」
そして、ナースコールの根本のコンセントからナースコール本体を外し、窓の施錠の確認、カーテンを整え、そっとドアを閉めました。
ナースステーションに戻ると、看護師が「大丈夫だった?」と聞いてきたので、
「きっと○○さんが寂しくてナースコール鳴らしたんでしょうね。でも、夜だしお迎えがくると思うので静かに待っててくださいね。って伝えて、ナースコールの本体外してきました。」と答えると、
看護師から、「強っ!!!」と。言われました。
病院って、やっぱりこう言う出来事が割とよくあります。
産婦人科で働いていた頃は、手術室から赤ちゃんの鳴き声が聞こえたこともありましたし。
やっぱり、病院は命が産まれることもあれば、亡くなる事もあり、人の命が最後の時を迎える場所でもあるため、強い思いがある方、亡くなった事を自分で認識してない方、いるんだと思います。
だから、不思議な事が起こるのも、それは仕方がないのかな…と思っています。
ホラー映画やお化け屋敷などなど、どうしても怖いイメージが先行してしまうので、こう言った経験がない方、苦手な方はきっと、怖いでイメージが固まってしまうんでしょうけど…
私の場合は、冷静に淡々と考えるタイプなので、
怖い!では無くて、
どうしたんだろ?
何か訴えたいのかな?
でも何も出来ないから、ここに居ても誰も何も出来ないんですよ!って思いで、対処してました。
なので幽霊と言うよりは、
その人の魂がある短期間、残る事はあるんだろうなと思います。
と言う、今回は少し涼しくなるお話を書いてみました。人間も幽霊も魂も元々は人ですからね。
では、また次回も好き勝手にダラダラと更新していきたいと思います。
読んでくださった方、ありがとうございました😆