皆様、こんばんは!


東京では、昨日今日と荒れ気味の天候でしたが、

明日からはいよいよ夏到来を予感させる、35℃前後の気温の日も出てくるようですね!

埼玉県熊谷市では、今週土日に37℃の最高気温予想が出ています(ニュースでは40℃に達する可能性もあると言っていました!)し、

熱中症などには十分に注意をしていきましょう!


さて、そんな暑い季節に、思いやりのある素晴らしい風習が日本にはあります。

それは、打ち水です!


$おもてなしの心向上委員会のおもてなし日記



実はそもそも打ち水は、特に夏のみに行われるものではありませんでした。

というのも、打ち水には道路などの埃を抑える効果があるのです。

そして、夏場には気化熱を利用し、涼気をとるためにも行われているため、

打ち水は夏場の風物詩のようにも見られるようになったのです。

ちなみに、水1gの蒸発につき約0.58kcalの熱が奪われるそうです


近年の日本の夏は湿度が低いので、打ち水によって湿度を高くして、

体感温度を下げる効果もあるとのことです。


また、打ち水には場を清める神道的な意味合いがあり、

玄関先などへの打ち水は「来客への心遣い」の一つであったとされているのです

素敵なおもてなしの一幕です!


近年では様々な環境資源への配慮から、水道水などは使わずに、

お風呂の残り湯を利用するなど、資源の有効活用としても取り上げられていました。


ちなみに、打ち水は昼間にやっても焼け石に水との事です。

既に日光で熱せられてしまったアスファルトに水を撒いても、

水分は気化する前に温まってしまうので、得られる効果は薄いそうで、

効果的なのは朝と夜だそうです!


朝はアスファルトも温まっておらず、温度の上昇を抑えられて効果的なのと、

夜は温まったアスファルトを冷やしつつ、日光による気温の上昇が収まっているので、

朝晩の1日2回がとても効果的とのことでした!


厚さの中に涼を感じさせてくれる、打ち水。

江戸時代には生活に馴染んでいたとされるこの風習は、

時代を超えた今でも、その効果を認められています。

打ち水で涼を感じて戴きながら、

お客様を入り口前でおもてなししてみてはいかがでしょうか?


今日のブログは戸泉信明が担当いたしました!

最後までお読み下さり、ありがとうございました!


$おもてなしの心向上委員会のおもてなし日記