暴露療法をする時に必要なこと

パニック障害(パニック症)の治療法の1つに暴露療法があります。

不安な所に段階的に慣らしながら克服していくものです。

 

私もパニック障害で最も辛かった時期にドクターからのすすめで取り組んだことがありました。

しかし、不安が勝ってしまい、良い感じになってきたと思っても、想定外でパニック症状が起きてしまい、その辛さがトラウマを強化してしまう体験をしました。結果、うまく行かなかったのです。

 

当時のうまく行かなかった原因を探ると、身体が休まっていないことと、パニック症状が起きた時の不安を抱えたままでの取組みだったからだと言えます。

 

★身体が休まっていない

不眠による不規則な生活習慣、パニック症状を抱えてのストレス過多、当時は洞性頻脈で常に脈拍が110を越える状態。

当時、自覚していたことは、眠れなかった日などは、よりパニック症状が起こりやすかったです。

まずは、身体を休める取組みも必要でした。

 

★パニック症状が起きた時の不安

どこに行くにも予期不安がつきまとう。しかし、ある程度、対処法があれば違ったでしょう。

当時、対処としては、電車に乗るときはソラナックスを多めに服用したり、頓服でワイパックスも服用したりするぐらいでした。これらの薬も効果を自覚できるかと言うとそうでもなく、魔法のように頓服で症状がすぐ消えるかと言うと全くそんなこともないのです。(あくまでも私の場合で、個人差はあるかもしれません)

救急車を呼びサイレンの音が聞こえてくると落ち着く。これが確実な対処法でもありましたが、何度も呼ぶのは恥ずかしさもあり、そうそう呼べなかった。

 

つまり、暴露療法の前に、或いは、暴露療法に取り組みながらも、身体を整えること(自律神経を休める)、対処法を身に付けることが必要だったんです。

 

この身体を休めること、対処法になったことが、前回お話ししました(前回の記事を誤って削除してしまった…)、マインドフルネス(瞑想)認知療法だったんです。

 

~ カウンセリングも承っています。お1人で抱え込まないでくださいね。~

 

マインドフルネス認知療法も含む
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