パニック障害克服に向けた体験記

 

パニック障害の体験とともに克服に至る経緯、克服に向けての思いを綴っています。

 

【これまでの体験記】

1~4はこちら別のブログで

 

5.パニック障害は治る

 

6. パニック障害克服に向けて
大事なこと

 

自由気ままに旅行したい

ドライブを楽しみたい

仕事も100%の力を出したい

薬のことなど気にしなくていい生活に戻りたい

 

しかし、パニック症状が無くなるなど到底思えず、以前の日常を取り戻すことは絶対にできないだろうと当時思っていた。

 

うつ病における否定的認知の三徴といわれるものに、自己否定、他者否定、将来否定がある。

(このような思考がうつをもたらすとも言える。)

当時、八方ふさがりでうつ状態にも陥っていたことから、将来否定による認知により、状態が良くならないないであろうと、将来に対して悲観していたかもしれない。

ただ、薬で症状を完全にコントロールできる訳でもなく、反射的に起きるパニック症状が消えたり、制御できる方法などあるとも思えず、未来は絶望でしかなかった。

 

医者も、決して治ると言ってくれることもなく、治療は薬だけで、その薬も気休めでしかなかった。

 

カウンセリングは、病院の中でも受けたし、会社の委託先でも多くの人から受けた。治るのであればと、言われるがままに受けたが、何の実感も効果も自覚できなかった。

 

心理学は面白く興味を抱き学んだりもしたが、HSP気質の思慮深さからなのか解らないが、ロジカルに説明付き、自分で納得しないことは受け入れない私にとって、カウンセリングは謎でしかなった。自らカウンセリングを受けたい気持ちも全くない中で利用していたため、より何の実感も得られなかったのだと思う。

 

質問されたり、意見を言われても、この辛さも分からないのに、とか

ただ話をして何が良くなるんだ、と思いながら受けていた。

又、病院では、カウンセラーは選ぶこともできず、いざカウンセリングの場で、カウンセラーを知る。このシステムも不信でしかなかった。

 

(今では、克服の過程でカウンセリングを学んだことで、カウンセリングに対する概念が変わり、使い方によっては本当に良いものなのだと実感している。)

 

こうした状況の中で、このまま窮屈な人生を一生続けるならば、いっそのこと消えようか、と考える自分が、駅のホームに立つことを怖く感じさせた時もあった。

 

こんな時、克服に向けたベースとなる、きっかけの出来事があった。

 

八方ふさがりで途方に暮れてた私は、知人から紹介された未来を見てくれるというスピリチュアルヒーラーを訪ねることにした。

それまで、占いやヒーラーなど全く興味なく、初めての体験だった。

 

恐る恐る訪ねると、薄暗い部屋で怪しげな装い、大きなピアスが印象に残っている。体格のいい男性だった。

 

「この先、どうなるか見て欲しいんです」

とお願いをすると、沈黙の後

 

「見ることはできます。

でも、未来につながる通過点はいくつかあります。

どの通過点を選ぶかは今の積み上げで決まるんです。

今の積み上げが未来をつくるんです。

見ますか?」

 

未来を見る人が、そんな事をいうのか?

と驚きの後、頭に雷が落ちるかのような衝撃が走り

 

そうだよね、自分次第だよね。

今まで何をしてたんだ!

何かを頼っていてもしょうがないじゃないか!

医者なんて当てにしてもしょうがないじゃないか!

なってない人にこの辛さを知ってもらおうなんて無理だし、必要ないだろ。

自分でなんとかするしかない!

 

など考えがよぎった。

私は「大丈夫です」と言って、残りは悩みをきいてもらう時間となった。

この時の悩みを聞いてもらう時間は、これまでのカウンセリングとは感覚的に明らかに違っていた。

人格だ。裏面的交流でない、本心で関わってくれているような、凄みと愛を感じる信頼感があった。

初対面であったが信頼できたからこそ、全てにおいて抵抗がなかったのかもしれない。

ニヤニヤしてたカウンセラーとは違う。

不快な労いの言葉かけてくるカウンセラーとは違う。

聴くだけで、お決まりのようにオウム返しするカウンセラーとは違った。

 

そして、

「必ず治してやる!」

と奮い起たせる事件があった。この件がなければ、今の自分はなかったかもしれないと思う。

 

【克服する上での大事な前提】

カウンセリングやコーチングでは、関係性の構築が大切とされています。

関係性の構築というのは、ラポール(信頼関係、安心感)は当然ですが、依存しない関係性の構築です。

カウンセラーが良くする(治す)のではなく、クライアント自身がクライアントの力で良くする(治す)という前提です。

そのサポートをするのがカウンセラーの役割です。

 

クライアントが、

「先生のカウンセリングで私は良くなりますか?(治りますか?)」

カウンセラーが

「私のセラピーで良くなりますよ。」

という様な依存的な関わりでは、良くなるものも良くならないでしょう。

 

パニック障害を克服するにあたっては、

まず主体性が大事です。その上で、頼ることは力です。

 

パニック障害を克服する上で、まず大事なことは

① パニック障害は治る、克服できるのいう信念をもってください

② 自分で克服するんだ、治すんだ、という信念をもってください

 

~ カウンセリングも承っています。お1人で抱え込まないでくださいね。~

 

 

営業のつもりはありませんが。。。私が講師をしています↓↓

人前で拘束される時間もパニック障害の頃は居られなかった。ここに至るまでは仲間の協力もあってですが、今では100%の力が出しきれています。

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