私は基本的に、自分も含めて人間を信じていない。

私の人間不信はきっと「あなたが世界で一番大切」と言った父や母が

世界で一番私を苦しめたことから始まっているのだと思う。

 

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他人との関わりが苦手だ。

親に健康な愛情をもらったことのない私は

他人に対して健康な愛情の注ぎ方が同じく分からない。

もしかしたら正しく愛せているのかもしれないけど

正解がわからないからとにかく自信が無い。

 

「拒絶」か「依存」しか選べない。

依存して拒絶されるのがとてつもなく怖い。

だから私は他人と常に一線を引いた付き合い方しかできない。

そんな自分が不憫で可哀そうだとも思っているし、

「欠陥を抱えた人間」のような気がして失望する。

 

恋人にすら心を開けないのがとても苦しい。

 

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どうせ私を裏切って、傷付けて去っていく人たちだから

必要以上に愛着を抱かないよう感情にセーブをかける。

 

「どうせ私のことなんて好きじゃないくせに」

「私のこと大切になんて思ってないくせに」

 

そうやってあらかじめ終着点を「破滅」に決めておいて

あとは答え合わせをするだけ。

相手の些細な行動や言葉に意味を付与して

「ほら、やっぱりそうやん」と無理やり納得する。

いつもいつもそれの繰り返し。