前回のブログで『けいおん!』を観て“美少女アニメ”にハマった経緯を書きましたが、その『けいおん!』の次にハマったのが同じ京アニ制作の


『響け!ユーフォニアム』


高校の吹奏楽部が舞台となっているアニメです。



このアニメは恐らく吹奏楽部でもやっていなければまず知らないだろう“ユーフォニアム”という超マイナーな楽器の奏者が主人公で、お世辞にも上手いとは言えない北宇治高校吹奏楽部が新しい指導者を迎え、コンクールの全国大会出場を掴み取るというお話です。


私自身も一時全国大会常連校の吹奏楽部に籍を置き、アニメのタイトル名と同じユーフォニアム担当だったという事もあり

「これは絶対に観なくては!!」

と言う事で、『けいおん!』を返却した数日後に早速TVシリーズ1・2と劇場版を全てレンタルして参りました(笑)




このアニメの中では数々の『吹奏楽部あるある』が描かれています。


その一つが、高校で初めて吹奏楽部に入る事になる葉月ちゃんという子がユーフォニアムと言う名前を聞いて「?????」となる場面です。

初めに書いた通り、ユーフォニアムと言う楽器は吹奏楽をやっていなければまず知らないと言うくらいに超マイナーな楽器です。なので、葉月ちゃんが「?????」となるのも当然で、私もその昔

「何て楽器をやってるの?」

と聞かれ、

「ユーフォニューム」

と答えると、

「え?…何ニウム?アルミニウム?」

とよく言われてました(笑)

あ、自分達の時代は“ユーフォニアム”ではなく“ユーフォニューム”と呼んでいました。


またアニメの中で入部した新入生がそれぞれ希望の楽器の所に行くのですが、ユーフォニアムとチューバからなる低音パートは人気薄で誰も希望者が来ないと言う、これもまた『吹奏楽部あるある』です(笑)


やはりトランペットやトロンボーンというメジャーどころが人気なのは今も昔も同じで、自身も中学で入部した時の希望はユーフォニアムではなくトロンボーンでした。でも、当時の顧問の“鶴の一声”でユーフォニアムという超マイナー楽器に任命されてしまいましたけど…ガーン(笑)




アニメの中の部活動は、先輩後輩がとても仲良く楽しそうにしている場面が多くあります。では自分達の時代はどうだったかと思い出してみますと、最上級生の3年生はいわゆる

絶対的存在

であり、直接言葉を交わすのも恐れ多く、3年生が「カラスは白いよな?」と言われれば「はい!真っ白です!」と言わなければ、○ろされても文句が言えない暗黒の時代でしたガーン(笑)


勿論、例え真夏であっても部活中に水を飲む事などもってのほかで、もし水を飲んでる所を3年生に見られようもんならその場に居た全員が連帯責任で、○ぐる○るの暴行を受けるのが常でした。(もう時効ですけど、このご時世なので伏せ字にしときます爆笑

で、先輩が絶対的存在なら顧問は間違いなく

ですガーン

当時、分奏(いくつかのパートだけでする合奏)の時だったと思いますが、何やら顧問の逆鱗に触れた様でいきなりタクトが飛んできたかと思うと「ちょっと貸してみろ!」と私の楽器を取り上げふぉ〜ん♬とかなりスカスカ気味の音を出したかと思うと、


「な?お前と俺の音は全然違うだろ?ユーフォはこう吹くんだ!分かったら走ってこい!!」


と怒鳴られ、「いや先生、僕の方が上手いんですけど…」と心の中で思いながらも口答え出来るはずもなく、何故走るのかという意味も分からぬまま4kmくらい走らされましたっけ(笑)

ちなみにその顧問は、現役時代ユーフォ担当だったらしく、とりわけユーフォパートには厳しかったのです。




アニメで全国大会の舞台となるのは実際の全日本吹奏楽コンクールと同じ名古屋国際会議場センチュリーホールです。


名古屋国際会議場/名古屋市熱田区


2012年の第60回大会から同会場が使われる様になった様ですが、自分達の時代は東京の普門館と言う場所でした。甲子園が高校野球の聖地である事に準え“吹奏楽の甲子園”と呼ばれていました。

普門館/東京都杉並区


多分このまま使われていけば、名古屋国際会議場も“吹奏楽の甲子園”と呼ばれる様になるのでしょうね。照れ




このアニメの神回と言うか一番のオススメは、

劇場版 響け!ユーフォニアム
〜届けたいメロディ〜

これですね!爆笑


観ていない方にネタバレになるので内容は詳しく書きませんが、中でも一番感動的な場面は全国大会を前に部を辞めてしまうかも知れない3年生のあすか先輩に対し主人公である久美子が、

私はあすか先輩に本番に立って欲しい!
あのホールで先輩と一緒に吹きたい!
先輩のユーフォが聴きたいんです!!

と、泣きながら一緒に全国大会に出て欲しいと訴える場面です。

普段クールで誰にも本当の姿を見せないあすか先輩が久美子の頭を「嬉しいなぁ」と言いながら優しく撫でた時、久美子が「顔見てもいいですか?」と聞くと「ダメ、見たら末代まで呪われるよ♪」とそれを許さないあすか先輩。涙は見えないのですが、台詞から察するにあすか先輩も泣いていたのでしょう。



このアニメも『けいおん!』同様、実際の街並みがそっくりにそのままアニメに描写されています。多くの方のブログ等で実際の風景とアニメの場面が対比されていますが、その中の一つ、つればしさんのブログをご覧下さい。(すみません、勝手にリンクを貼らせていただきました。)



自分もいつか聖地巡礼で京都に行ってみたいなぁ〜♪


ちなみに『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ作品と言いましょうか、オーボエの鎧塚みぞれとフルートの傘木希美の2人にスポットを当てた『リズと青い鳥』もオススメです!TVシリーズと劇場版全て観終わった後で観るのが良いと思います。

あ、決して一番初めに観ないで下さいね。多分、話の内容が分かんないと思いますし(笑)





あ、そうそう!大事な事忘れてました。びっくり


『けいおん!』での推しキャラは秋山澪ちゃんでしたが

秋山澪/『けいおん!』

『響け!ユーフォニアム』では高坂麗奈ちゃん推しです!

高坂麗奈/『響け!ユーフォニアム』

どちらのキャラも普段はクールなんですが、時折見せる可愛い表情が何ともキュートで50過ぎのオッサンはもうメロメロなんですラブ(笑)



あれ?
もしかしたら私、

黒髪ロング

が好きなのかも?(笑)




吹奏楽に興味がある人も無い人も、とりあえず観てみて下さい。スゲー面白いですから!




さて…次は何借りようかしら?照れ


※画像お借りしました。


【追記】
自分の記憶違いに気付き、当初の文章を一部再編集しています。