こんにちは。江東区猿江にある学習塾、
ほっとすぺーすかたつむりの代表、
金子潤(かねこ じゅん)です。
「書き順がデタラメ」
という相談を受けることがよくあります。
ほっとすぺーすかたつむりの授業では、
書き順に関してはあまり厳しく指導はしていませんが、
「なぜ、書き順の通りに書かないのか?」
の理由に関しては細かく観察をしています。
たとえば、ひらがなの「と」は、
図に赤い線で示してある方が一画目ですが、
字の苦手な子はほぼ100%、
こちらを後に書きます。
しかもこの赤い線の部分を上から下に書くのではなく、
下から上に向けて書きます。
つまり、より大きな部分、より中心にある部分を先に書いておき、
そこから枝が伸びるような向きで他の部分を書き足していく、
という流れで書きます。
単に
「こっちの方が書きやすいから」
という理由でこの順番で書いているのであればいいのですが、
ごくまれに、
「この順番でないと書けないから」
という子がいます。
「と」を正しい順番で書くには、
二画目の途中に、
ピンポイントで赤い線の下端を通る必要があります。
図の中の2つの黄色い点の間を正確に結ぶ、
離れてもダメ、
突き抜けるような形になってもダメ、
これはけっこうむずかしい作業です。
これができないから書き順自体を変えているのであれば、
えんぴつの操作そのものの練習をしましょう。
自由に好きなものを書くのではなく、
点と点を結ぶ、線をなぞるなど、
基本の動きを十分に練習して、
上下左右にななめも含めて、
あらゆる方向へ、
自分の意図するように
線を書けるようになることが必要です。
看板の問題の答え
正解 ア