こんにちは。江東区猿江にある学習塾、
ほっとすぺーすかたつむりの代表、
金子潤(かねこ じゅん)です。
正解 「10÷8」で計算したから
小学生と勉強していて、頻繁に見る間違いです。
「8÷10」のように、
商が小数になるわりざんはめんどうです。
それで、
無意識のうちに
計算しやすい10÷8に変えてしまう
のでしょうね。
この間違いをなくすためには、
商を予測すること、
そのために具体的な状況に
置き換えて考えてみることがおすすめです。
たとえば
「8個のボールを10人で分ける」
という状況を設定してみましょう。
ボールより人数が多いので、
全員に配ることはできません。
食べ物などとちがって、
ボールは割ったり削ったりすれば、
もうボールとしては使えなくなってしまいます。
ですからこの場合、答えは「0」となります。
ボールではなく水だったらどうでしょうか?
「8リットルの水を10人で分ける」
です。
水はいくらでも分けることができるので、
コップなどの容器を人数分準備すれば分けることができます。
そして、
「一人分は
1リットルよりも少ない」
とわかればOKです。
つまり、
「8÷10」の商は、
「1より小さい数になるはずだ」
とわかっていればいいのです。
このような1ステップが計算の前にあれば、
たとえ「1.25」とまちがった答えを出してしまったとしても、
「これはおかしい」と気がつくことができます。
これはわりざんに限ったことではないのですが、
特にわりざんでは「逆にして筆算してしまう」現象がよく見られるので、
注意しておきたいですね。