いつくしみ深き、(とも)なるイエス(いえす)は。(つみ)とが(うれ)いを、とり()りたもう。
(こころ)
(なげ)きを、(つつ)まず()べて、などかは()ろさぬ、()える重荷(おもに)を。


いつくしみ深き、友なるイエスは。われらが弱気(よわき)を、()りて(あわ)れむ。
(なや)
(かな)しみに、(しず)めるときも、(いの)りにこたえて、(なぐさ)めたまわん。


いつくしみ深き、友なるイエスは。()わらぬ()いの()(みちび)きたもう。

()の友われらを、()()るときも、(いの)りに(こた)えて、(いたわ)(きゅう)わん。

花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて 争うこともしないで
バケツの中誇らしげに しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で 一番になりたがる?

そうさ 僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい

困ったように笑いながら ずっと迷ってる人がいる
頑張って咲いた花はどれも きれいだから仕方ないね
やっと店から出てきた その人が抱えていた
色とりどりの花束と うれしそうな横顔

名前も知らなかったけれど あの日僕に笑顔をくれた
誰も気づかないような場所で 咲いてた花のように

そうさ 僕らも 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい
小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから
NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one
<時代的宿命>

1945
1225日。
友子、太陽がすっかり海に(しず)んだ。これで、本当(ほんとう)台湾島(たいわん)()えなくなってしまった。
(きみ)
はまだあそこに()っているのかい?


友子、許しておくれ、この臆病(おくびょう)(ぼく)を。
二人のことを(けっ)して(みと)めなかった(ぼく)を。
どんなふうに、君に()かれるんだったっけ。
君は髪型の規則(きそく)(やぶ)るし、よく僕を(おこ)らせる()だったね。
友子。君は意地張りで、新しい物好きで、でも、どうしょうもないぐらい君に恋をしてしまった。
だけど、君がやっと卒業(そつぎょう)した時、僕たちは、戦争に(やぶ)れた。
僕は敗戦国(はいせんこく)国民(こくみん)だ。貴族(きぞく)のように傲慢(ごうまん)だった僕たちは、一瞬にして、罪人(ざいにん)のくび(かせ)()せられた。
(まず)
しい一教師(いちきょうし)(ぼく)が、どうして民族(みんぞく)(つみ)背負(せお)えよう?
時代(じだい)
宿命(しゅくめい)時代(じだい)(つみ)
そして、僕は貧しい教師に()ぎない。
君を愛していても、諦めなければならなかった。