今日は蒼斗から釣りがしたいとの要望で渓流釣りに行ってきました。


我が家から高速利用で1時間くらい走ったところの吉和川に。


渓流釣りというのは川の女王と呼ばれる山女(ヤマメ)を狙っての釣りです。

でも、こちら吉和川は西中国山地から広島市を流れる太田川を経由して瀬戸内海に流れ込んでいます。

そして、前述のヤマメは生物学的には日本海に流れ込む河川に生息しているのです。

それとは対照的に太平洋や太平洋側の瀬戸内海に流れ込む河川に生息するのはアマゴなのです。

なので、例外はありますが、この吉和川ではヤマメではなくて近似種のアマゴが生息しています。

この例外と書いたのは、こちらでもヤマメの生息する河川があって、それは漁協によっては正式にはアマゴを放流しなくてはいけないのにヤマメを放流して生態系に狂いが生じていることがあるからなのです。

ヤマメとアマゴの違いは体の側面に朱色の点々がある事で区別できます。

綺麗な朱点があるのがアマゴでそれを狙うのが渓流釣りです。


4月1日解禁のこの吉和川ですが、解禁初日に沢山の釣り人が入ったので、もうほとんどの食い気のあるアマゴは釣り切られているようでなかなか釣れません。

渓流釣り初心者の蒼斗にはちょっと荷が重い釣りなのですが去年一度だけビギナーズラックでけっこうな大物を釣って、またやりたくなったみたいなんです^_^


そして、9時くらいから釣り始めて午前中は坊主。

2度、釣り場を移動したのですが全く釣れる気配なしです。


昼からまた違う場所に移動して少し釣り歩いた時。

私は車の移動で少し離れたところにいたのですが、ふと蒼斗の方を振り向いた時に竿先がしなっているのが見えました。

あれ、釣れたかなと思って走り寄ると。。。






この嬉しそうな顔が^_^


で、よく見るとアマゴではありません。

そして、ヤマメでもありません。


この白い斑点がある魚というと。。。

イワナの種類で、こちらではゴギと呼ばれる岩魚(イワナ)の亜種。


30センチ近い大物のゴギです。

ヤマメやアマゴでも30センチを超えると尺ヤマメとか尺アマゴとか言って魚拓をとったりしますが、ゴキでもこの大きさになるとちょっとした大物です^_^


ゴギは源流部の水質の良いところでなくては生息しなくて、これは放流した物ではなく天然で育った珍しい渓流魚なのでなかなかお目にかかることが出来なくて、蒼斗もそんなことを知ってたらしくて大喜びでした^_^