金子みすゞさんってご存知でしょうか?

 

 

 

先日の九州から山口県を旅した帰りに立ち寄った金子みすゞ記念館。

 

ここはこれまでにも二回ほど来てたので今回が三回目でした。

 

何故か何度でも立ち寄りたくなるところです。

 

ひょっとして金子みすゞさんに惚れてしまったのかも^_^

 

でも、これ笑い話じゃなくて本当なのです。

 

初恋の人に会いたくなるような気持ちで金子みすゞ記念館に寄ったのです。

 

金子みすゞさんの有名な詩。

 

みんな違ってみんないい🎵というのが有名で、私も大好きな詩ですが、この詩も含めて金子みすゞさんの生き様に凄く感情移入してしまうのです。

 

この方は子供の頃から才にたけていて周りの友だちからも愛されてきた人でしたが、たった一度の結婚の失敗で26才の若さで自らの命を断つ事になるのです。

 

あまりにも酷い夫(みすゞさんの執筆活動の邪魔をしたり、女癖も悪くこの夫からもらった淋病でみすゞさんも身体を壊してしまったようです)との別れをこのような形でしか成就することのできなかった時代に生きたみすゞさん。

 

この時代にはまだ男女差別の厳しい時で、離婚したら子供は男方に取られてしまうという今では考えられない時代でした。

 

それならと三通の遺書を書いて。

 

一通は夫に。。子供のことはお金の工面だけして子供は自分の母に預けて欲しいと。

 

そして、一通は母親に子供の世話を頼みますと。

 

もう一通は小さな時に養子に出て別れ離れになっていた弟さん(小さな時に別れたので兄弟だということを知らずに後にみすゞさんに恋心を抱きみすゞさんの結婚話に最後まで反対したようです)に。

 

亡くなる前日には写真館に行って最後の写真を撮ってもらって。

 

睡眠薬をたくさん飲んで自分の命を絶ったと記録されています。

 

愛する子供との別れが、夫に取られるくらいならとの思いだったようです。

 

記念館でこの話しを知って。。。

 

可哀想で可哀想で。。。

 

大正時代の話ですがこの話が何故かとても身近に感じられるのです。

 

この金子みすゞさんの詩はどれも心にホッとするようなものばかりで誰でも好きになると思います、

 

詩集を買わなくても今の時代ならネットで見ることともできます。

 

ちょっと暇な時間があれば金子みすゞさんで検索してみてください。

 

それが金子みすゞさんの一番の供養になると思いますから^_^